IAコース(0427〜0429.2002)

2002年のGWにIAコースを実施した。
リピーター参加者を対象にしたアドバンスコースで、射撃などの基本技術のスキルアップを中心に、新しいテクニックを学ぶ。


毎回ベースとなるテクニックに新しい手順が追加され、どんどん複雑になっていく。
ここでは、代表的なシナリオの流れに沿って、壁とドアをデトコードで克服する手順を紹介する。








ステップ1: アプローチ
MP5などの基本装備に加え、フレームチャージを担いで降下している。降下のスピードは重要ではない。静かに物音をたてず、隠密にFAPにたどり着くのがSOP。









ポイントがフレームチャージを設置している間に残りのメンバーが降下する
IAコースでは、リサイクル可能なようにベニア材からフレームチャージを作っているが、現実には、硬質の発泡スチロール材が使われる。使用後には跡形もない。








ステップ2: フレームチャージ
竹の棒には、密着度を高め、爆圧を壁に漏れなく与え、チャージが剥がれ落ちるのを防ぐ二つの目的がある。




ルーム1
雑草はわざと抜かずに放置し、障害物として利用している。
つる草に足をとられ、こぶし大の石ころを踏みつけながらでも、ミスなくターゲットを射抜く精度が要求される。



ステップ3: ドアチャージ
ポイントがドアノブにドアチャージを仕掛けている間に後続がポイントのベスト背面からスイッチとコードを取り出す。




ドアノブ破壊中
ドアチャージに使われるデトコードは、太さと長さ(量)がフレームチャージと異なる。目的に応じた適量を使うのがSOP。オーバーパワーは見苦しい。




クリアリング
スピードよりもタイミングが重要で、2名同時に部屋にエントリーする。








アプローチ前の2名
作戦全体の流れ(誰が何をするのか)はチームで決める。もちろんオフィサーダウン時の緊急対処手順も決めてから現場に臨む。
セカンドのベスト背面の赤いコードはベスト前面に固定されたドアチャージにつながっている。後続のメンバーが取り出してボタン操作する。

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