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4月30日: フェーズ3 |
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29日と同じシナリオを実施した。終了後に問題点を指摘、克服するための要領を教え込む。
午前中にガスマスク着用でハンドガンとMP5の取扱いを教える。
午後からガスマスク付きのフル装備で最終シナリオ。終了後にシューティングテクニックを中心に細かい問題点を矯正した。16:30終了
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最終シナリオの一枚
フル装備&ガスマスク付きのアブセイル。フレームチャージはすでにセットされ、1名がスタンバイ。この30秒後には突入も完了している |
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突入直後
フォロースルー(着弾確認)中 |
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総評: |
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初参加の2名が両名とも積極的で、スポンジのようにインストラクターの教えるテクニックを吸収していった。どちらもアブセイル経験者であり、リピーター2名と3人がかりでシューティングテクニックを教え込むだけで早めにシナリオに移行できた。今回よりも参加者が多いとテクニックや積極性に個人差があり、全員を同じレベルに押し上げ、チームの能力を向上させるのに苦労する。誰か一人が突出していてもこの手の作戦は上手く行かない。チームワークの大切さを再認識した。
参加者が持ち込む装備品のトラブルには毎回悩まされる。特にハンドガンのガス漏れは致命的で、コースの流れが止まり大変困る。タナカ製のSIGハンドガンが特にこの傾向が強い。他にはハンドガンをホルスターから落とすなどの目も当てられないトラブルも何回か発生した。装備品の管理は参加者の責任である。高価な装備を高価なコースに持ち込むのだからトラブルが無いように参加者自身が自分の責任で確実にメンテナンスしてもらいたい。
同じことが安全管理にも当てはまる。CT(対テロ)関連のコースはアクションが派手でエキサイティングだが、安全管理を怠ってよいわけではない。最低限の管理は主催者側の責任だが、教えた手順を実行できずに(手を抜いて)大怪我した参加者に主催者が果たすべき義務など無い。
また、当社のコースでは花火(爆竹)とはいえ多少の火をコントロールする。主催者の責任として安全管理を徹底しているが、参加者も継続して緊張感を維持しないと事故が起きる。今回は当然のように無事故だったが、次回はそうとも限らない。
主催者として参加者には、積極性や注意深さ、大胆さなど相反する多くの要件を望む。一番重要なのが柔軟性で、教えられたことをスポンジのように吸収できるように「聞く耳を持つ」と良い。その上で当社主催の各種コースに参加すれば必ず満足できる。
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突入直前のチーム |
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SEAL風2名
右に見えるマンターゲットはペンキの空き缶を潰した物。コストパフォーマンス |
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