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薮漕ぎフェーズ前に方位角を調整する参加者
目的地は林間からかすかに視認できるが、ほぼ真上。地図上では150mの距離(平面)だが、200m以上の高低差がある。平均斜度が50度を超える斜面を目標物の見えないブラインドの条件で一直線に登る。頼りになるのはコンパスだけで、自分の直感を頼りにしだすと間違いなくミスコースする(=無意識のうちに右にずれる)。
この参加者は、1泊分の装備を50リットルタイプのPLCEパトロールパックとアサルトベストにバランスよく振り分けて携行している。DPMスモックとトラウザス(カーキ)の組み合わせは定番のインストラクタースタイル。賢い工夫がデザートカラーのブッシュハットで、ブッシュの中でも見失うことがない。RECONコースでは使えないがナビ系のコースでは重宝する。 |
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薮漕ぎ中
こんな調子の斜面を結構なスピードで登りつづける。誰も入ったことがないようで、、岩のほかには濃い繁みと倒木、中途半端に大きい折れた枝が行く手を阻む。
足首に巻いてあるのは裾止め用のテープ。ベルクロ式で便利そう。 |
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目的地の頂上付近で急に植生が変わる。
たいした高度でもないのに急にブッシュが濃くなり杉がなくなる。なぜだろう?左上奥にRECONコースのシナリオで何度も襲撃することになるはげ山がうっすらと見える。撮影場所から直線距離で1000m。シナリオ中はこの場所からスナイパーチームがハスキンズでアサルトチームをバックアップする。(ウソ) |
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今回持ち込んだ代表的なナビ装備
コンパス(M73)とプロトラクターは必需品。地図はUTM(ミリタリー)グリッド入りの専用の物を使う。今回はGPS受信機で座標を拾いまくっている。写真のGARMIN社製「E-トレック・サーミット」は受信感度も良く、お奨めできる。電子コンパス内蔵で、ありがたいことに方位角を度とミルから指し示してくれる。高度計もそこそこ正確で、受信感度の劣化状況から平均的な測位誤差を表示してくれるので大変に助かる。有効に使うには、地図に正確なグリッドラインを引く必要があるし、電源には限りがあるのでコンパスのバックアップに使うとよい。このモデルは日本語説明書付で以下のサイトから購入できる。
http://www.rakuten.co.jp/ida-online/index.html
サーミットに以下のサイトからダウンロードできるミリタリー用同等に高性能なフリーソフト
http://www.kashmir3d.com/
を組み合わせれば、現場にノートを持ち込んで電子地図とリンクさせ、ピンポイント爆撃も可能な電子戦シナリオを設定できるようになる。 |