防弾能力には国によって様々な基準があるが、アメリカのNJI規格が一般的だろう。
口径ごとに弾丸の種類と重さなどを細かく分類し、実際に撃ち込んで防弾効果を検証しているのでとても参考になる。
どのタイプのボディアーマーを使うのかは、使用目的と防弾能力を考慮しながら決めるとよい。
隠密捜査などの目立ってはいけない業務ではボディアーマーをシャツの内側に着用する。UA程度の薄いタイプが適しているだろう。対してCTなど撃たれることを前提とした業務ではレベルUやVA、Wなどの防弾能力に特化した分厚いタイプが好まれる。
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SASのCTチームはノーメックススーツとアサルトベストの間にレベルUのREV+ボディアーマーを着用する。
突入のしやすさを追求したこの最新モデルは腰周りと肩のベルクロからサイズを微調節でき、横腹もケブラーで保護してくれる。もちろんBTS内蔵で体へのダメージを最小限に抑えることができる。防弾繊維はアウターからワンタッチで取り外すことができメンテナンスしやすく、必要に応じてセラミックプレートを挿入することもできる。
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私服捜査などの隠密性の要求される業務にはレベルUAのCBAボディアーマーまたは防弾繊維にチタン加工を施し、30%軽いCBA+ボディアーマーが適しているだろう。もちろんBTSも内蔵している。
これらシャツの内側に着用するタイプは、上下にずれやすい。そのためズボンに押し込むためのテールフラップ付きのものがお奨め。また左の画像はブラックタイプだが、Yシャツの下に着用すると透けて目立つ。本気で使うのであればホワイトまたはタン(黄褐色)が良いだろう。
またこのタイプはテーラーメイド方式で体にジャストフィットするサイズを選択することができる。
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コーストガード向けに開発されたレベルVAのAQUAボディアーマーは多彩なポーチ類を内蔵したフロントジッパータイプ。ホルスター・ハンドガン用マガジンポーチ、ライフル用マガジンポーチ、タイテープフック・などで構成され、船舶臨検などで要求される装備をシステマティックに収納できる。もちろんウォータープルーフで、水に浮くフローティングタイプもある(オプション)。
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