SOP/グローブ

TIPS
代表的な3種類のグローブを装着し、M16を握った際のイメージ。

ゴアテックスグローブ
外皮にシープスキン、インナーにゴアテックス、直接手に触れるインナーにポリアラミドで構成された防寒用グローブ。保温性と耐熱性に優れている。手首のベルトのおかげで外気(冷気)をシャットアウトできる。
保温用グローブは分厚いため細かい作業に向かない。左の画像からも分かるように、トリガーやセレクターを操作しづらく馴れが必要。トリガーガードに指を入れて携帯していると誤射する可能性もある。保温用と割り切ると良い。
フライトグローブ
パイロット用のシープスキン製グローブ。流出している画像などを見るとSASのCTチームも使っている。ハッチ製のフライトグローブより薄く、細かい作業に対応しており、トリガー/セレクターのコントロールが容易になる。皮製なので基本的に耐熱だが、燃えにくいだけで薄い分だけ熱は通す。アブセイルで使うと間違いなく火傷するだろうから、専用のアウターグローブが必要になる。RECON系のコースでも重宝するだろうが、保温能力はほとんどないので、寒い時期にや極地ではアウターグローブや保温用ミット(ミトン)と併用すると良い。
NOMEXV製対テロ用グローブ(参考品)
耐熱性に優れた官給品のグローブで、手の平側はシープスキン。素材のノメックスV生地は分厚く、細かい作業をしにくい。MP5など、HKの大型セレクターやトリガー、大型のトリガーガードなら問題なく操作できるが、M16系は操作しづらい。アブセイルでも降下距離が短ければ火傷をしないかもしれないし、チャージ類程度のサイズの物までなら問題なく扱える(誤操作しにくい)。
サイズ

グローブはジャストフィットサイズを選びたいが、イギリスサイズは分かりにくい。そこでこれまでに扱った物を採寸し、平均値を出してみた。
サイズ8では、箱出しの状態で中指部分の長さが約8.5センチあり、装着すると8センチになる。中指の付根から指先までの実寸が8センチの場合はサイズ8でよい。中指の実寸が8.5センチならサイズ8.5、9センチならサイズ9となる。人差指部分は中指部分より平均して5ミリ程度短い。人差指の長さでサイズを選ぶ場合には実寸7.5センチでサイズ8、8センチでサイズ8.5でジャストフィットする。もちろん適度なゆとりがあるため、それほどシビアにサイズを決める必要はないかもしれない。

グローブサイズは0.5ずつ大きくなる。さらに大きなサイズも中指10センチならサイズ10、11センチならサイズ11という具合に中指の実寸と比例させると間違いが少ないだろう。

上記の数字はこれまでに扱ったグローブの平均値で、気温や天候によって皮は伸び縮みする。誤差があるかもしれないため、あくまでも目安にしていただきたい。指の長さや人差指と中指の長さのバランスなどは個人差があるかもしれない。ライフルを扱うのなら人差し指を基準にすると良いだろうが、人差し指より中指が1センチ以上長いと長さが足りずに(つっかえて)不愉快かもしれない。この場合は中指を基準にサイズ選択し、気になるようなら人差し指部分を詰めるなど工夫すると良い。



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