人間の体は75%が水分だそうで、激しく動く場合には水分補給が重要になる。
RECONコースでは個人やチームで自活するのが基本で、主催者が水を補給することはない。そのため日数分の水分をまかなうためにベルゲンにスペアタンクを詰め込むことになる。このスペアタンクのベルゲン内でのスペース占有率が問題で、使用後も空容器の始末に困ることになる。特に水分消費量の激しい夏場は個人装備やチーム装備の収まりが悪くなる。
この問題は、登山用品店で手に入る「プラティパス」ブランドのフレキシブルコンテナで克服できる。
毎回パッケージングに苦労している参加者が経験から探し出してきた大型の点滴パック風コンテナで、踏みつけても破れない程度に丈夫。ぐにゃぐにゃ折れ曲がるので、装備の隙間に押し込めるので大変に便利だ。使用後は丸めれば場所を取らないし、PRE-MACトレッカー浄水器があれば再利用もできる。
コース内ではベルゲンをはずしての作戦行動もある。
アサルトベストやPLCEウェビングなどのセカンドライン装備だけで行動する場合は、キャメルバックが重宝する。小型(1.5リットル)の「パックティーン」はキャンティーンポーチに収まるサイズで、ドリンクチューブのおかげでポーチから取り出すことなく水分を補給でき、ロック機能付のマウスピース「ハイドロロック」のおかげで水漏れを心配する必要もない。
さらに水分を要求される状況では、大型の「バイパー(3.2リットル)」や「サーモバック(3リットル)」が適している。
通常はベルゲン内でスペアコンテナとして使い、状況に応じて背負えばよい。バイパーならアウターケースにMRE用の収納スペースがあるのでE&Eでも重宝する。また、ベルゲンのサイドポーチにバイパー用のスペアパック「オメガ」を収納しておき、専用ヨークで背負うというのも一つの方法だろう。
FRコースでインストラクターは、アサルトベスト左側のウォーターボトルポーチにキャンティーンとキャンティーンカップ、右側にパックティーンを収納し、ドリンクチューブをベストの襟元に固定して使っている。汎用性からキャンティーンやキャンティーンカップも必要で、両側をパックティーンにする必要はない。
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