ここでは代表的な増幅管の性能を紹介します。参考にしてください。
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第3世代 |
第4世代 |
XD−4 |
XR−5 |
限界解像力(lp/m) |
64
(民生品42) |
64 |
64 |
70 |
信号対雑音比(S/N) |
21 |
25 |
24 |
28 |
識別距離(m) |
360 |
430 |
500 |
560 |
オートゲート機能 |
△
(タイプによる) |
○ |
△ |
○ |
自動調光機能(ABC) |
△ |
○ |
○ |
○ |
対衝撃能力(g) |
50〜70 |
50〜70 |
700 |
700 |
バッテリーライフ(h) |
20 |
20 |
40 |
40 |
寿命(h) |
10000 |
10000 |
15000 |
15000 |
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ITT製に代表される光増幅管も、最近では他社から、さらに高性能なタイプが市場に出回り始めている。
上記の表からも確認できるように、第4世代は第3世代と比べ、S/Nとコントラストは向上しているが解像力は同じで、第3.5世代という印象を受ける。対してヨーロッパ製のXD-4、XR−5は、すでにヨーロッパ各国や中東諸国、果てはアメリカでも採用されているバトルプルーフ付の最新型光増幅管で、第4世代と同等以上の能力を誇る。特筆すべきはXR−5の解像力だが、他にもバッテリーライフや増幅管寿命、ハードな取り扱いにも耐えられる対衝撃能力など、現場本位のタフな性能が目を引く。
XD−4とXR−5は、すでに国内でも宮内庁や防衛庁などが採用し始めているが、
締め切った室内などでのノイズが第3・4世代よりも明らかに少なく、画像がクリアーである
コントラストがはっきりしており、対象物の識別が容易
などの性能格差(体感)を現場から聞き及んでいる。
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