SOP/トレーニングウェポン(PTW)

システマ製トレーニングウェポン(以下、PTW)
左がM4A1で、右がA2フレームにM4アッパーを組んだ固定ストックタイプ。
RAS2とエイムポイント
RAS2は、ハイダーとフロントサイトを外すだけ、無加工でインストールできる。エイムポイントのマウントとの相性も良く、見た目のおさまりも良い。

初期型のRISは分解なしで取り付けられるが、ハンドガードリングも実銃同様のスプリングテンションで猛烈に固く、力が必要。リングを傷つけたくなければプラスチック片などを間に挟みながら慎重に作業する必要がある。

グリップ
上がマルイXMの560モーター用グリップで、下がPTW。執念というかなんと言うか...この薄さに高出力モーターをビルトインするとは恐れ入る。
ボルトとストック基部
上からM4A1用ボルト、同ストック基部、M16A2/3用ボルト、同ストック基部。
PTWでは、ボルトのがたつきを抑えるためにベアリング式のロックシステムを採用している。配線を理由にリトラクタブルストックではボルト側、固定ストックではフレーム側にベアリングがあり、交換性はない。(パーツ交換で対応できる)

テイクダウンピンは、実銃同様に画像の位置で止まる。これまでのように力任せに打ち抜くと破損するので注意が必要。
TIPS
外装や操作性、ギアボックスの精度、実射性能や集弾性などには特に不満はない。
問題なのが電装系で、気になる電力消費などを解析してみると、
バッテリーを接続した状態での消費電力が異常に多く、スタンバイ状態で実測100〜200mA程度の電流が常時流れている。これほど消費が大きいと過放電によるセルの転極など、バッテリーに深刻なダメージを与える可能性が高い。また、ドライブ電源基板には台湾製の小型FETがドライブ側に並列で4個、ブレーキ側に2個使われているが、ハイレートスプリングと高出力バッテリーなど、負荷の高い条件では激しく発熱し、連鎖破損する可能性がある。

トラブル時のメンテナンス性もよいのでRECONコースの貸し出し機にしたいが、それには電装系の問題を解決しておきたい。
そこで、燃費と信頼・安定性の向上、ハイレートスプリング/高電圧バッテリーへの対応を目的に、自社製の新型電子制御装置を開発した。
詳細は電子制御装置の専用ページから。

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