SOP/アサルトライフル

M4A1(インストラクター装備)
SPEC
レシーバー金属(システマ)、ワンピーススチールバレル(アーマードギャラリー)、ギアセット(システマ)、M120スプリング、ベアリング加工(システマ)、スイッチデバイス(自作)、コード&コネクタチューン、モーター換装(システマ)、9.6V1600mAニッケル水素バッテリー(自作)とフルカスタム。FRコースのシナリオで、参加者を困らせるためのインストラクター装備。
TIPS

FRコースには、M16系のアサルトライフルが適している。

安全管理(セフティーコントロール)が簡単であること
コンパクトであること
狙った所に確実に当たる精度

などが選択基準になる。
フルサイズのA2は薮漕ぎに不向きで、あっちこっちに引っかかり、繁みを突破しづらい。これまでにRECONコースの参加した者は、M4かXMを持ち込んでいる。他のライフルでも構わないが、チーム活動が重要な要素となるので、M16系と共通の弾倉を使う物がよいだろう。

カスタムについては特にルールを設けていない。
ハイパワーカスタムを持ち込んでも構わないが、壊れないことが必須条件。万が一コース中に壊れても誰も(主催者も)修理はしてくれない。

予備弾倉は多ければ多いほどよい。
アサルトベストやPLCEウェビングのマグポーチは常に満タンにしておくのがSOP。底にダクトテープなどでタグを作ると抜きやすくなり、リロードのスピードが上がる。

予備バッテリーも必要になる。
トータルで3000発程度を撃つことになるし、コース中に充電する時間的余裕はない。カスタム具合に合わせた本数のバッテリーが必要になる。

BSRユニット
M4A1のハンドガードに組み込んだBSRユニット
電動ガンに実銃なみの機能を持たせるために開発した電子ユニットで、
バースト機能
リローディング機能
スイッチデバイス機能
の3機能からお好みの機能を利用できる。

リローディング機能では、任意に設定した弾数を撃ち終わるとパワーラインが一時的に閉鎖され、トリガーを引いてもモーターが回らなくなる。ボルトキャッチに仕込んだマイクロスイッチを実銃同様に押すことでパワーラインが復活し、再発射することができる。
これで実銃同様のリローディング手順が可能になり、ゲームにリアリティを持たせることができるようになる。


→専用ページ
スイッチデバイス
電子チューンについて勉強中の頃に自作したスイッチデバイス
ハンドガード内にセットするとバレルとレシーバーナットの間で引っかかる。残念だがコネクター化し、取り外せるようにしている。右側のコネクターにバッテリーがつながり、左側がモーターへの動力線2本と細い信号線1本がつながる。

スイッチデバイスは、動力線の換装やモーターとの接続と組み合わせると強烈に発射サイクルが速くなる。またスイッチの焼け付き(溶ける)を防止でき、バッテリーの燃費が向上する。


実銃に慣れた者は、電動ガンの「まったりとしたトリガーレスポンス」を嫌う。
トリガーを引いてから弾が発射するまでのタイムラグとモーターの振動は不快極まりない。そこでスイッチデバイスを組み込んだり、性能のよいコードに換装したりと電装チューンを施すことになる。

スイッチデバイスを組み込むことで、動力線がバッテリーからモーターまで直接につながる。従来のトリガーに連動するスイッチは、信号用スイッチになるため溶けない。システム的には、プラスマイナス混在の電気が常にモーターまで流れており(モーターは回らない)、トリガースイッチでプラスマイナスを正常に分ける(モーターが回りだす)というものらしく、強烈にトリガーレスポンスが速くなる。M120のインストラクターカスタムでもセミオートで実銃並みのトリガーレスポンスになる。フルオートの発射サイクルも速く、同じ標的に同時に何発も撃ち込めるようになる。

写真のデバイスは、高見山氏のページを参考に自作した。とても親切丁寧で、電装チューンに関してはナンバーワンだろう。回路図やシステムを簡単に理解できる。実際の製作にはノブジー氏のページを参考にした。どちらも商用サイトでないのが不思議なほどBBSでの技術サポートが充実している。専門外の分野については素直に「その道のプロ」の意見を取り入れるべきだと再認識した。

マガジン
FRコースのシナリオでは、基本的に多弾数マガジンの使用を認めていない。
ストッページアクション(リロード)もチーム活動の醍醐味の一つで、エンドレスに切れ目なく弾をばら撒くトリガーハッピーがいてはリアリティーに欠ける。それでもミニミなどのマシンガンを持ち込む参加者もいるため、試験的に楽にゼンマイを巻ける300連マガジンを製作してみた。ハンドルを2回引くだけでゼンマイを巻き終わる。ゲームでも重宝するだろう。

パーツ
上段左から、
・固定用のタイヤチューブ(自転車用)
・ラジコンエンジン用のリコイルスターター
・内径6ミリのワンウェイクラッチ(ベアリング)
・アダプター(自作)
マガジンは、ゼンマイギアの中心に合わせて穴を開ける。

アダプターは、3ミリ径の六角レンチをで直径5ミリ・肉厚1ミリのアルミパイプに押し込み、直系6ミリ、肉厚0.5ミリ(内径5ミリ)の真鍮パイプに詰め込んで作った。
マガジン側のゼンマイギアの六角メス穴の径が3.5ミリでだぶつく(=使っているうちになめてしまう)ので、アダプターに銀紙を巻いて隙間を埋めた。

完成
スターターを自転車のタイヤチューブで固定している。
充分な強度で、ネジで固定する必要はない。分解しやすくメンテナンスも楽になる。
ハンドルを2回引くだけでゼンマイを巻き終わり、300発をリロードなしに撃ちきることができる。




前述の高見山氏のページでは、電装チューンだけでなく、ギア関連やグリスのカスタムまで幅広くサポートしている。ノブジー氏のページでは、機種ごとに違うスイッチデバイスの組み込み方法について画像から詳しく説明してくれる。プロの意見を参考にパワー追求だけでなく、

壊れにくいこと
メンテナンスが容易なこと

これらにも重点を置いてカスタムするとよい。


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