SOP/スコープ

ELICANスタンダード(223用)をマウントしたM4
SPEC
倍率:3.4×2.8 / 視野:8度
ティリチウムレティクル(低レベル)
全長:16.5cm

1.5m落下の対衝撃能力
深度10m/2hの防水能力
20ミリレール用マウント付属
TIPS

スナイパーライフルには高倍率のスコープが必要だが、近〜中距離で使うアサルトライフルには3〜4倍のコンバットスコープが適している。覗いた時の明るさはレンズ径に比例するので、邪魔にならない範囲で大きければ大きいほどよい。また、荒く扱うことを前提にタフな構造で、めったなことでは照準線がずれないことも大切だろう。

カナダのELCAN社製スコープは、NATOミルスペックのコンバットスコープ。中東でも使われており、性能の高さがバトルプルーフされている。
ラバーコーティングされたボディは、安心して乱暴に扱える。狙点は上下左右ともにマウント内蔵のダイヤルから調節するのでルーティーンな衝撃で狂うことはない。

戦争報道などではアメリカ軍の専用装備と受け取られがちだが、実際に手にしてみると造りの良さやレンズの明るさ、狙いやすさなどはイギリス軍(NATO)装備という印象を強く受ける。

視界
大口径のレンズは集光能力が高く、明るく目が疲れにくい。
右の画像は30m先の一般的なサイズの注意書き看板(犬のフン...)を狙ったもの。矢印部分が狙点で、暗くなってくるとティリチウムの淡い緑色の光が照準を手助けしてくれる。明るさも絶妙で、ナイトビジョン対応。裸眼でも明るすぎず、ターゲットを見失うこともない。

横のラインは10ミル間隔の破線で、対象物のサイズが分かっていれば比較的正確に距離を算出できる。

中央右下にはドロップラインが刻んである。25m先でゼロインした223口径のNATO弾は300m先でこのラインまでドロップする。

リアサイト
凹が前後した不思議な形状のコンバットリアサイト。サイティングしても違和感はない。
メンテナンス
防塵コーティングされた軍用レンズも傷がつかないというわけではない。慌ててバトルドレスなどで激しく磨くと間違いなく傷ついてしまうだろう。
そのため、カメラのレンズや眼鏡と同じようにホコリを払ってからやさしく撫でるように表面を拭くとよい。オイルなどの頑固な汚れにはカメラ店などで手に入る「レンズペン」も有効。眼鏡クリーナーなども使えるだろう。


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