アサルトベストは、対テロ用ベストと使用目的が異なる。
選択基準は、
中途半端なサイズの無駄なポケットがないこと
軽くて丈夫なこと
背中側に何もついていないこと(=ベルゲンを背負うのに邪魔になるポーチがないこと)
防水素材で通気性に優れていること
などだが、DPM SASアサルトベストは全ての基準を満たしている。
何よりもありがたいのが、両胸のラージジップポケットで、内臓のホルスターにはミドルサイズのハンドガン(45やFNハイパワーなど)を収納できる。他にも撃ち終って空になったマガジンを放りこむ、防弾パネルを突っ込む、MREを収納するなど様々な目的に利用できる。
軽いのも魅力で、一度使うとベルトキットやウェビングを使いたくなくなる。
唯一の問題と言えるのが、マガジンポーチのファステックスファスナー。よく練習しないと素早いマガジンチェンジは難しい。この問題は、対テロベスト風にベルクロを縫い付けると克服できるが、ベルクロは薮漕ぎなどのハードな取り扱いに弱く、大切な装備を無くしてしまうだろう。結局アサルトベストにはファステックスが一番適している。
≪アサルトコンバットベスト≫
官給品と全く同じ性能の同じメーカー製で、ミルスペックタグがないタイプ。
黒・OD・デザートの3種類から指定できる。黒タイプは、CT系コースで使えるだろうし、セキュリティ用としても使えるだろう。
≪PLCEコマンダーチェストリグ≫
胸に背負うベスト風のベルトキット。
マガジンポーチ×3、ユーティリティーポーチ×2、大型マップポーチ×1という内容で、ベルトキットの容量不足を補うための装備。本来はベルトキットの上に装着する。単独で使う場合は、水筒をどのように携帯するか工夫する必要がある。ベルゲンなしの作戦行動では、キャメルバックと併用すると良い。専用のラジオポーチ(別売り)があり、ヨークに増設できる。
サバイバルゲームなど荷物の少ない状況では重宝するだろうが、FRコースで使うには容量が足りない。
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