SOP/アサルトベスト・チェストリグ

DPM SASアサルトベストとL/WT コンバットジャケット
左胸のラージジップポケット内の内蔵ホルスターに収まったFNハイパワーのグリップが見える

SPEC
1998年以降にSASが使っている最新官給品のアサルトベスト
何よりもありがたいのが軽量であること。ウェビングの半分程度の重量で、アメリカ軍のベルトキットよりも軽い。
3連マグポーチ×2、ユーティリティポーチ×2、小型ユーティリティポーチ(FD&ラジオ)×2、水筒ポーチ×2、ラージジップポケット×2、内臓ホルスター×1、内臓ポケット×1と収納スペースに事欠かない。ソルジャー95のDPMパターンで、L/WT コンバットジャケットとよくマッチする。

フリーサイズで両肩のベルクロと両脇(背中側)のベルトでサイズを調節できる。ユーティリティポーチには、メスティン(携帯フライパン)ガ入らないが、作戦用の小物は何でも入る。

完全防水だが、背中や肩はNATOミルスペックのメッシュ生地で通気性に優れ、ベルゲンを背負っても背中に汗が残らない。(=快適)

TIPS

アサルトベストは、対テロ用ベストと使用目的が異なる。
選択基準は、

中途半端なサイズの無駄なポケットがないこと
軽くて丈夫なこと
背中側に何もついていないこと(=ベルゲンを背負うのに邪魔になるポーチがないこと)
防水素材で通気性に優れていること

などだが、DPM SASアサルトベストは全ての基準を満たしている。

何よりもありがたいのが、両胸のラージジップポケットで、内臓のホルスターにはミドルサイズのハンドガン(45やFNハイパワーなど)を収納できる。他にも撃ち終って空になったマガジンを放りこむ、防弾パネルを突っ込む、MREを収納するなど様々な目的に利用できる。

軽いのも魅力で、一度使うとベルトキットやウェビングを使いたくなくなる。

唯一の問題と言えるのが、マガジンポーチのファステックスファスナー。よく練習しないと素早いマガジンチェンジは難しい。この問題は、対テロベスト風にベルクロを縫い付けると克服できるが、ベルクロは薮漕ぎなどのハードな取り扱いに弱く、大切な装備を無くしてしまうだろう。結局アサルトベストにはファステックスが一番適している。

≪アサルトコンバットベスト≫
官給品と全く同じ性能の同じメーカー製で、ミルスペックタグがないタイプ。
黒・OD・デザートの3種類から指定できる。黒タイプは、CT系コースで使えるだろうし、セキュリティ用としても使えるだろう。

≪PLCEコマンダーチェストリグ≫
胸に背負うベスト風のベルトキット。
マガジンポーチ×3、ユーティリティーポーチ×2、大型マップポーチ×1という内容で、ベルトキットの容量不足を補うための装備。本来はベルトキットの上に装着する。単独で使う場合は、水筒をどのように携帯するか工夫する必要がある。ベルゲンなしの作戦行動では、キャメルバックと併用すると良い。専用のラジオポーチ(別売り)があり、ヨークに増設できる。
サバイバルゲームなど荷物の少ない状況では重宝するだろうが、FRコースで使うには容量が足りない。


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