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4月29日: フェーズ2 |
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朝一番でポンチョやバシャテント、竹材からモックアップで壁を作る。完成後にルームエントリーのエクササイズ。2名1ルームから4名2ルームまで、ポジションや部屋割り、ターゲットの配置と数を変え、プレッシャーを与えながら反復繰り返し突入する。BB弾とはいえ実際に弾を飛ばす。主催者はこの段階で参加者がどれだけ腕前を上げ、安全管理を徹底できるのかを観察し、夕方から始まるシナリオのプランを練る。
午後からステップアップし、スタングレネードを使うエントリーテクニック。たかが爆竹でも点火後2〜3秒で爆ぜるため緊張感が漂う。
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2名エントリー with スタングレネード |
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さらにステップアップしてエクスプローシブエントリー。先頭の2メートル先で爆ぜる爆竹(フレームチャージ)の量も1束から2束→3束→4束→1箱と回数をこなすごとに増え、緊張感も増していく。装備もベルトキットとハンドガンだけからMP5付き、アブセイル装具付きのフル装備と肉体的な負担もどんどん増えていく。
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3名エントリー with フレームチャージ |
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雨が降りレンジはぬかるみ始めた夕方からシナリオを開始。全体の流れは、 |
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1. |
明るいうちから準備を整え、目立たないように私服にハーネスを装着 |
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2. |
エントリーのタイミングに合せてFAPまでアプローチ |
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3. |
ラダーを登って高さ20メートルのメッシュ通路(自分の真下を走る車が見える)を300m平行移動 |
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4. |
通路から5mほどアブセイルしてFAP到着 |
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5. |
2本のザイルを2箇所に固定して全員分の装備とフレームチャージを引っ張り上げる
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6. |
MP5からベルトキットまで全ての装備を再装着、メンバー同士で安全確認(ダブルチェック) |
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7. |
ポイントマンはフレームチャージを担いでアブセイルの準備を整える
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8. |
全ての準備が整ったのを確認し、チームリーダーがコマンダーに無線で連絡する |
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リーダー: ”Team One FAP(準備が整った)” |
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コマンダー: ”Roger Team One. This is commander.
I have control. Stand-by...stand-by...GO!
GO! GO!” |
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9. |
ポイントを先頭に1本のザイルから2名ずつアブセイル |
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10. |
ポイントは後続が降りてくる前にエントリーポイントにフレームチャージを貼り付け、ケーブルを伸ばしジェネレーターを持ってスタンバイ |
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11. |
4名が揃って最後尾からスクイズシグナル |
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12. |
ポイントがブラスティングキャップに点火 |
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13. |
ドアが吹っ飛ぶ |
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14. |
先頭から2名がルーム1に突入 |
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15. |
制圧完了を後続に報告 ”Clear !!” ”Clear
!!” |
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16. |
後続2名がルーム1を通過しルーム2に突入 |
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17. |
制圧を完了し、”Clear !!” "Clear
!!" |
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終了 |
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準備からFAPまでで1時間半。FAPから終了までが1分半。突入を手際よくスムーズに実行できるように準備に時間をかけ、手順をしつこく再確認し、ミスや漏れが無いか?しくじった場合はどうするのか?あらゆる状況を予測し対応手順を確立、予行演習とイメージトレーニングを重ねて本番に臨む。
今回のシナリオは若干のトラブルを除いておおむね良好に終了した。
20:00終了
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高さ20mを移動中 右下に車が見える |
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アブセイル with フレームチャージ&フル装備 |
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※4月30日の記録※ |
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