SOP/パッケージング


ベルゲンに詰め込む装備の一部
土嚢袋に下着や防寒用フリース、3種類のスタッシュバッグに食料とE&E用などの個人装備、対衝撃の防水ハードケースには電装系の備品と細分化してパッケージングする。
TIPS

ベルゲンは無造作に配慮なくパッケージングすると上下や前後、左右のバランスが崩れて背負いにくくなる(=必要以上に疲れる)。
基本的には、装備の重要性(すぐに取り出す必要性)から、個人装備の上にチーム装備をパッケージするのがSOP。通常は底に寝袋や着替え、その上に食料と予備の水、チーム装備の順に詰め込む。サイドポケットなどのアウターポケットには、すぐに取り出す必要のある装備を詰め込んでいく。

その他の個人装備は、チーム装備などの隙間に押し込むことになる。
個人装備は、E&E装備を中心に、必要な物だけを詰め込むのがSOP。「使う可能性のある物」「必要というわけではないがあると便利な物」などは、荷物が重くなるだけで意味がないので現場に持ち込まない。

暗闇で見つけやすくするために、装備は決まった場所に格納するのもSOP。
チームで共通のルールを作り、全員が同じ場所に同じ物を詰め込むと無駄な労力を使わずにすむ。チーム装備については、誰のベルゲンの何処に格納されているのか、定期的に確認するとよい。

ベルゲン内で最もスペースを必要とし、一番重いのが予備の水。
コンテナタンクは、水を消費し尽くしてからもスペースを必要とする。ペットボトルで代用し、使用後に潰して丸めるという手段もあるが、それでも場所を取るし、再利用できなくなる。プラティパスなどのフレキシブルコンテナ(点滴パックにペットボトルの口がついたような水筒)を使うと、装備の隙間に押し込むことができるし、使用後の処理も楽になる(詳細情報は、キャメルバックSOPから確認できます)。

パッケージングで一番重要なのは、軽さを追求すること。

レトルト食料は箱から出し、一食分ずつビニール袋に入れて管理する
ヘキサミン系の固形燃料なら火力も充分で使うたびに荷物が軽くなる(ガソリンやガスのバーナーストーブは使わない)
下着は1着しか持ち込まない
予備の装備を加えない(日数文の装備を節約して使う)

などなど、あらゆる装備をグラム単位で軽くする努力を怠らないのがSOP。


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