トラウザスをブーツにたくし込みがちだが、これは間違い。砂や小石、小枝などが入り込み、不愉快な思いをすることになる。
外に出す場合は、トラウザスのすそ紐(平帯)を結ぶが、解けやすいのに注意が必要。上の写真のようにブレザーツイストと呼ばれるゴムバンドで固定すると薮漕ぎでも快適で、無駄な心配をせずにすむ。
「絶対に肉刺ができないブーツ」などない。
それでも、ブーツと足を小休止のたびにしつこくメンテナンスすれば、多くのケースで肉刺をできにくくすることはできる。コツはベビーパウダーを振り掛けるなどして足を乾かし、ブーツ内の湿気を取り除くこと。足を揉んで血行を良くするなども有効な手段となる。
しかしシナリオ中は、ブーツを脱ぐひまなどないため、ブーツ自体と靴下に「保温と乾燥」の役目を持ってもらうことになる。
ハイテック・マグナムは軽量で通気性も高く優れたブーツだが、ナイロン製アウター(外皮)は、くるぶしをねじりやすく、捻挫しやすいことに注意が必要。ブーツのアウターは、軟らかい皮製がよい。
また、軍足の上にさらに靴下を履くという昔ながらの「自衛隊の知恵」もなかなか効果的だが、靴下の二枚履きは靴擦れしやすいのに注意が必要。
金銭的な余裕があるのなら、シールスキン(完全防水呼吸型で、汗の湿気を完全に蒸発させ、足を保温する素材)などの高価な靴下を履くと良い。作りがしっかりしていて丈夫なポレルドライなどが適しているだろう。
どんなブーツでも自分の足に慣れさせるまでに、肉刺や靴擦れなど、大なり小なりの問題があるものだが、箱出しのProブーツとポレロソックスで、アップダウンの激しい山間部を10キロほど走り回ったフィールドテストでは、肉刺も靴擦れもしなかった。最新素材の能力の高さには驚かされる。
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