SOP/デジタルライト

グロック19とのサイズ比較 左がL1、右がL4
L1は1WのLEDを3V(123A×1)で、L4は5WLEDを6V(×2)でドライブする。

左からミニマグ、L1、L4、6P
どちらもこれまでのシュア製品と比べて、細く短い。ベルトクリップのおかげでホルスター無しでも携帯しやすくなった。

LUXEON社製ハイパワー白色LEDを使うシュアファイアL1デジタルを赤色灯にするためにミニマグライト用レッドレンズを同じくミニマグ用レンズキャップで固定している。

本業では白色灯を使うが、RECONコースでは夜間の地図解読などに赤色灯を使いたい。LUXEONのLEDにはレッドタイプもあるが赤い光を白にはできそうにないので、ミニマグライト用のスペアレンズで白い光を赤に変換している。ゴム製レンズキャップが適度なテンションでレンズを固定してくれる。

ミリタリーチームが赤色灯を使うのは赤い光は指向性が強く、スポットエリアからずれると途端に見えにくくなるのが理由。ミニマグライトの光(もちろん赤)でもスポットエリア内なら1000m以上視認できるが、スポットラインからずれると20m先でも位置特定が困難になる。

重量もミニマグライトの110gに対してL1デジタルは90g(レンズキャップも含む)。たった20gでも大きな差で、塵も積もれば山となる。軽いにこしたことはない。
照度比較
左からL1(20ルーメン)、L4(65)、6P(65) (距離:1m)
LEDとフィラメントの色の違いがよく分かる。LEDには製造過程で個体差ができ、色に反映される。青白く見えるL1も実際にはほのかに青が混じっているような気がする程度。
関連: SOP/フィラメントライト
SOP/ウェポンライト
SOP/X200
TIPS

LEDは寿命が長く、突然のフィラメント切れに悩まされることがなくなる。またランタイムが長いのも助かる。

L1・L4はどちらもLuxeon社製のハイパワーLEDが使われている。
L1は1WのLEDで最大出力20ルーメンで150分のランタイム。テールスイッチを浅く押すと13ルーメンのローパワーモードでさらにランタイムが伸びる。同じ3Vでもミニマグより数倍明るく、家具の裏やベッドの下、電化製品の配線周りなどの暗がりを調べるのにもってこいで、本業でも使っている。
L4は5WLEDで最大65ルーメンと6Pと同等のハイパワー。コンバットライトとして使えるにもかかわらず、65分と言う驚異的なランタイムがありがたい。テールスイッチはカチッと音がするまで強く押し込むと通常の懐中電灯のようにライトONのまま使える。

上の画像からもわかるように、LEDの明かりはフィラメントと比べて極端に白い。視神経から脳を直撃するというか何と言うか...イエローがかったフィラメントよりも明るく感じる。

フィラメントよりも高性能なLEDは、今後も開発が進み、近い将来シュアの主力になっていくような気がする。
ただし、LEDは過度の発熱で劣化していくので注意が必要。L1ではさほど気にする必要もないが、L4は10分程度の連続点灯でヘッド周辺が強烈に熱くなる。間欠点灯を心掛け、なるべく連続点灯しないほうがよい。


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