ストーカー・DV対策

  • 謝罪・誓約中の加害者(32歳・離婚暦あり・自営業・東海)
    dv01
    被害者に解決を確信し、安心していただくには、目に見える結果を提示する必要があると考えています。そのため、介入するすべてのケースで加害者から法廷証拠としても通用する内容の誓約書(念書)を取り付けます。
  • 謝罪・誓約中の加害者(38歳・妻帯者・運送業・関西)
    dv02
    誓約書は加害者から被害者への決意表明であり、「ご機嫌伺い」です。この段階で、攻撃される側であった被害者にトラブル全体の主導権が移り、立場が逆転します。被害者は、このまま穏便に解決するのか?それとも強制的に法的措置を執るのかを決められるようになります。 対して加害者は日常生活も含め、その後の行動を大幅に制限されます。

まずは、どのようなトラブルでお悩みなのかをご自身で理解することが大切です。
恋人未満の者による嫌がらせをストーカー、恋人以上、特に婚姻関係にあるあかった者による嫌がらせをDVと大別できます。詳しくは専用ページから確認してください。

現状、ストーカー規制法とDV規正法があり、重大事件のたびに改正され、被害確定前にシェルターへの避難が可能になったりと徐々に強化されています。

どのような被害を受けているのかについては、3段階に大別することができます。

  • 初期段階
    「嫌がらせ電話」や「誹謗中傷する内容の電子メール」などに代表される間接的な嫌がらせが主体です。この段階で被害者が積極的に解決を図れば、被害が拡大することも、再発することもなく、穏便に解決できるでしょう。
    また、回数や頻度が少なく、当社の直接介入を望まれれる程の被害ではない場合に、経過を観察し、必要に応じて対応策をアドバイスするダイアリーストレージサービスも準備しています。
  • エスカレート段階
    「つけ回す(尾行)」、「自宅を覗く(監視)」などの恐怖心を植えつける準直接的な嫌がらせにお悩みの場合は、近い将来に凶悪な段階にエスカレートしていく可能性があり、当社などの専門家を介入させたほうがよいでしょう。
  • 凶悪な段階
    「殴る」「蹴る」「脅す」などの直接的な被害にお悩みの場合は、警察を介入させることを念頭に置き、まずは加害者が自発的に自らの悔い改め、謝罪するよう誘導していく方法から、穏便解決を試みられるとよいでしょう。

ストーカー・DV事件では当事者同士の接触はタブーです。
被害者が何を言っても加害者に聞く耳はありません。何気ない一言が相手の「逆上のスイッチ」を押すだけであり被害が増大する可能性に注意が必要です。信頼できる友人か、当社などの専門家を代理人に立て、相手と面会させる方法がよいでしょう。この場合、被害者の家族や加害者との共通の友人など、事情をよく知る者は被害者側の準当事者です。加害者を必要以上に刺激する可能性もありますので、あくまで中立の立場の者を選出するべきでしょう。

当社では被害者から提供される情報を元に、法律的な観点から加害者を包囲して逃げ道を塞ぎ、事前準備を整えた上で加害者と面会、穏便解決または強制解決の2種類の選択肢を提示、自発的に過去の不始末を謝罪し、今後何もしないと積極的に誓約するよう誘導していきます。

これまでに介入したほとんどのケースでは誓約書を取り付けた段階で解決しており、その後の再発もありません。
ただし相手のある問題でもあり、稀に被害が再発するケースもあります。
もちろんこのような状況に対応できるようにあらかじめ様々なオプションを準備しており、完全解決までをフルサポートします。

またギャラリーのケース6から確認していただけるように、加害者に社会的常識が欠如していたり、人格(性格)や精神に問題のあるケースもあります。このような者による被害にお悩みの場合にも個別にアレンジした解決方法を準備しています。

まずは無料相談から被害の現状を教えてください。

(2014年2月12日に一部内容を更新)

ストーカー? それとも DV?

皆様が自分のトラブルを正しく認識しているかどうかも大切です。

  • ストーカーは、言葉通り「つけ回す」などの「嫌がらせ行為」を意味します
  • DV(ドメスティックバイオレンス)は、直訳すると「家庭内暴力」となります

どちらで悩んでいるのかは、トラブルの相手をどの程度知っているかで分類できます。

見ず知らずの他人や話した事がある程度の知人、交際の申し込みを断った職場の同僚などから嫌がらせや暴行を受けている場合はストーカー被害です。
夫(内縁、別居中、前夫等を含む)、婚約者(現在、元)、恋人(現在、元)などの今現在「親密な関係」にあるか過去にあった者からいやがらせや暴行を受けている場合はDV被害となります

法律上は、恋愛問題を根拠としたトラブルをストーカー事件、その中でも婚姻・内縁・同居関係にあるか、過去にあった者同士のトラブルをDV事件と定義しているように見受けられます。

婚姻関係にあれば警察は介入に慎重になるのは当然です。
刑事事件化した後で復縁などできるわけもなく、二度と元に戻れないことで当事者から責任転換される可能性があるからです。

ストーカーとは、

  • どんな被害なのか?
    「つけ回す(尾行)」、「覗く(監視)」などの嫌がらせ行為が主体となります。不快に感じる程度の嫌がらせであっても充分にストーカー被害といえます。
  • なぜ、ストーカーになるのか?
    誰でもストーカーになる可能性があります。学歴や職業、社会的地位、出生地や国籍などと関係なく、成長期の家庭環境などが理由となるケースがほとんどです。
    ストーカーの種類としては、・関係過敏型
    片思いの相手にふられた時に、「殴る」「脅す」など、過剰な反応を見せるタイプ
    ・関係妄想型
    無関係の人間が自分に惚れていると信じ込み、妄想を抱き続けるタイプ
    ・人格障害型
    感情の起伏が異常に激しく、些細な事に敵意をむき出すタイプ
    ・精神障害型
    精神病による幻想で、自分の困難を他人の責任だと信じ込むタイプ

    の4種類に大別できますが、2つ以上の要因が複合するケースもあります。
    さらに、「反社会主義的なパーソナリティー(自己中心的で、自分以外は全て敵と考え、罪の意識を感じない人格)」など、他の要素とオーバーラップするケースもあります。

  • なぜ、ストーカーなどするのか?
    「関係過敏型」は人間関係に傷つくなどして虚栄心から恨みを募らせストーカーに変貌します。
    「人格障害型」は、相手が少しでも自分の思い通りにならないと理想と現実の狭間で愛情が憎悪に変貌するなどして、ストーカーとなります。
    この2つのタイプのストーカーに共通する行動基準はストレスを発散する事にあります。自分勝手な理論で行動し、他人に不愉快な思いをさせる事で日頃のストレスを晴らしているのです。
    関係妄想型」と「精神障害型」は動機が本人にしか分からず、次に何をするのか予測しにくく継続して監視し細心の注意を払う必要があります。
  • なぜ、エスカレートするのか?
    麻薬と同じです。月に一度だったものが2週間に一度1週間に一度、毎日と回数(頻度)を増やしていきます。
    同様に「つけ回し」だけでは満足できなくなり、自宅を覗く、無言電話、留守宅に侵入する、暴力を振るうなど、エクスタシーを得るためだけに内容(程度)をエスカレートさせていきます。
    またストーカーは再発率が高く、より凶悪にエスカレートする可能性があります。一度解決した後も気を抜かずに警戒する必要があります。
  • どうすればよいのか?
    ご自分の置かれた状況を客観的に分析し、冷静に対処手順を確立する必要があります。
    自分だけで対処しても解決しません。グループ対処が基本で1人で出歩かず、深夜の送迎は父親に任せるなど、家族や友達の力を借りてください。
    たとえ、話し合いから穏便解決を目指すにしても、法的措置の準備をし、いつでも警察に相談できる体勢を整えた上での実施が得策です。信頼できる専門家の意見を聞くのも効果的です。
    当社では「無料相談」を準備しており、教えていただく状況にあわせて個別にアドバイスする「無料コンサルト」を提供しています。

DVとは、

  • どんな被害なのか?
    「殴る」「蹴る」などの直接的なものに限らず、暴力をほのめかしたり、脅かすなどして恐怖心を植えつける「言葉の暴力」も当てはまります。
    また子供をエサに何かを強要する、生活費を小遣い程度しか渡さない、家計全般を管理し、いちいちケチをつけるなどの間接的な行為であってもDVに該当します。
  • なぜ、DVなどするのか?
    ストーカーと同じように、「関係過敏型」、「関係妄想方」、「人格障害型」、「精神障害型」の4種類に大別できます。
    また、封建的な女性蔑視の考えが根底にある可能性もあります。思い通りにならない格下の女性を奴隷のように扱う事で、エクスタシーを感じるのかもしれません。
    どのような理由があるにしろ、身勝手なストレスの解消法である事に変わりはありません。
  • なぜ、エスカレートするのか?
    DVにはサイクル(周期)があります。
    dv
    ・蓄積期
     ストレスが一定期間に蓄積していく時期
    ・爆発期
    溜まったストレスを暴力を振るう事で発散させる時期
    ・安定期
    許しを乞う、急に優しくなるなどの平和で安定した時期一番の問題は「安定期」にあります。関係改善と安定を求める女性は、この時期にそれまでの悪行を許してしまいます。しかし気づかない間に相手は「蓄積期」から「爆発期」に移行します。このサイクルは、外部からの介入がないと止められません。最悪、時間の経過とともに「安定期」が無くなり「蓄積機」と「爆発期」が交互に繰り返されるようになります。
    ストーカーと同様に同じ事をしても満足しきれなくなり、快楽を追求するために内容(程度)も凶悪化します。
  • どうすればよいのか?
    ストーカー事件と同様に、ご自分の置かれた状況を客観的に分析し、冷静に対処手順を確立する必要があります。
    自分だけで対処しても解決しません。グループ対処が基本で1人で出歩かず、深夜の送迎は父親に任せるなど、家族や友達の力を借りてください。
    たとえ、話し合いから穏便解決を目指すにしても、法的措置の準備をし、いつでも警察に相談できる体勢を整えた上での実施が得策です。
    もちろN信頼できる専門家の意見も有効でしょう。ストーカー事件同様に「無料相談」から現状をお知らせください。個別に対応策をご案内します。

(2014年2月12日に一部内容を更新)

ストーカー対策 -積極的な解決のための覚書-

ほとんどのストーカーが被害者にイタズラすることで日頃のストレスを解消しています。
彼らは被害者に恐怖心を植え付け、ビクビクさせることで、私生活や仕事で溜めこんだストレスを晴らしているはずです。外出を控えたり、過敏に反応することは、相手と同じ低レベルで喧嘩しているのと同じで、相手を喜ばすだけです。

継続中の嫌がらせを止め、将来の再発を予防するには、攻守を逆転させる必要があります。反撃に法律的な意味合いを持たせ、自分の正当性をいつでも主張できる体制でトラブル解決に臨むのが理想です。
ここでは、正当な方法での解決を望む皆様のためにいくつかのアドバイスをします。

・基本的な流れ

  • 穏便解決を図る
    トラブル解決への姿勢が重要です。
    穏便解決を試みたかどうかは後々に重要な意味を持ってきます。「同じ方法で加害者に反撃していないか?」「話し合いで解決しようとしたのか?」などは、正当性を主張する際の重要な要件となります。穏便な解決を望んだにもかかわらず、被害がエスカレートしたり、「つきまとい」や「待ち伏せ」など何種類もの執拗な被害を受けている場合には、半強制的に解決を図る必要があります。
  • 半強制的に解決する
    穏便解決できなかった場合は、半強制的に解決を図ります。
    この段階では証拠が山ほどあり、法的措置を執る準備が整っているはずです。それでも、もう一度穏便解決を試み、加害者に最後のチャンスを与えます。信頼できる友人、または当社などの専門家を代理人として加害者と直接に面会させ、過去の嫌がらせの違法性を指摘し、法的措置の準備ができていることを申し渡し、「穏便解決」か「法的措置」かの選択肢を提示し、加害者自身に解決方法を決めさせます。

当社がこれまでに関与したほとんどのケースでは、この段階で解決します(ギャラリー参照)。合わせて、継続して証拠を集めていることなどを申し渡せば解決後の再発も予防できます。
しかし、ここまで思いやり深く、加害者のためを思って穏便解決を試みても、まれに開き直り、嫌がらせを続ける加害者がいます。この場合は問答無用で法的措置を執ります。

  • 法的措置
    何度も穏便解決を試みたがかなわず、やむなく司法に解決を任せるという姿勢が重要です。
    証拠のある被害については、警察または裁判所に被害を届けるのが基本です。被害内容によって告訴状が必要な「申告告訴」と事細かに事情を聞かれる「聴取告訴」があります。

証拠がない場合などには 「ストーカー規正法」を理由に被害を届け出る手段もありますが、初期段階でこの法律はストーカー問題を刑事事件として扱わないことに注意が必要です。司法の中途半端な介入は逆効果になることもあります。ストーカー規正法とは別に証拠のある被害について司法に判断を委ねたほうが効果的です。
これら3段階の手順は、一見途方もない時間を必要とする解決方法のように感じられると思いますが、一番最速で常識的な解決方法です。

また、穏便解決と強制解決のどちらで解決するにしても「証拠」の質と量が重要です。

  • 経過の記録
    元恋人からの嫌がらせに悩んでいるのなら、交際のきっかけから別れた理由と時期、現在まで継続している嫌がらせについて詳細に記録してください。覚えている範囲のメモ書きでかまいません。日時がわかるように時系列(表形式)で、「相手が何を言ってどう反応したのか?」「何時ごろに何回連続して嫌がらせ電話を受け、相手が何を言っていたのか?」などの内容を漏れなく書き残してください。
    事実をありのままに記録することが重要です。正確な日時を思い出せないのなら「何月何日頃」「何月○旬頃」のように書き残してください。
  • 証拠の収集と管理
    暴行を受けたのなら病院に行き、医師の診断書を取り付ける、携帯メールは自宅のパソコンに転送する、自宅ドアを蹴られたのなら足跡が、嫌がらせ電話なら着信記録が残ります。これらを漏れなく写真に撮れば、裁判でも通用する物的証拠になり得ます。受けた被害については、目に見える形で証拠を残すよう努力してください。
    集めた証拠は、状況証拠と関連付けて分りやすく管理してください。これで法的措置の準備が着々と進み、誰にでも相談できるようになります。
  • グループ対処
    一人でできることには限界があり、良かれと思ってした事が逆効果になることもあります。
    何をするにも客観的な見解が必要です。信頼できる友人に相談し、支援してもらいながらグループで対処してください。身にあまり、限界を感じるのなら当社などの専門家の支援を受け、アドバイスを受けながら方策を決めてください。

ストーカー対策には、スピードとタイミングが要求されます。
法律家の選任には、民事専門でなく、刑事事件も積極的に扱うアクティブな弁護士を選んでください。
専門家の選別では、「相手をやっつける」といったニュアンスの文言を使う「法律知識に欠ける業者」には、くれぐれも注意してください。(=仕返ししてよいという法律はありません)

  • 意思表示
    「元恋人からの執拗な復縁要求」や「知人からの常軌を逸した交際要求」など、相手の連絡先(勤務先を含む)を知っている場合は、復縁(交際)の意思がないことを相手に申し渡す必要があります。可能ならこの申し渡しに法律的な意味合いを持たせると良いでしょう。・復縁(交際)する意思はない
    ・進行中の嫌がらせに困っている
    ・法的措置も辞さない覚悟である
    ・辞めなければ法的措置から強制的に解決する

    といった内容を「内容証明郵便」から相手に通知します。この内容証明郵便は、郵便物を裁判でも証拠になるようにするための制度で、相手が受け取りを拒否し、読まなかったとしても、被害者に有利な証拠となります。
    しかし、事実と異なることを指摘したり強迫的な文言で意思表示すると自分に不利な証拠にもなり得る点に注意が必要です。また文章能力や郵送のタイミングなど、効果的に相手にインパクトを与えるには、いくつかのコツがあります。

  • 代理人の選任
    穏便に解決するには、相手と面会し、しでかした不始末の違法性を知らしめ、悔い改め、自発的に謝罪し、今後何もしないと誓約するよう誘導していく必要があります。
    ストーカー問題で、当事者(被害者と加害者)同士の直接面会はタブーです。何を言っても相手に聞く耳がないはずです。また、家族や共通の友人など、準当事者を代理人にするのもタブーです。何気ない一言が相手の「逆上のスイッチ」を押してしまう可能性があることに注意が必要です。一度の小さな失敗で全てが水の泡になります。誰を代理人に選任するにも専門家の支援を受け、面会要領についてアドバイスを受けておくことをお勧めします。
    法律家や専門家を代理人にする場合は、

    ・法律一辺倒でないこと
    ・「お任せください」などと軽々しく言わないこと
    ・難しい質問をしてもお茶を濁さず、即答できること
    ・人の話を良く聞くことなどが選任の要件となります。
    優秀な代理人を選任すれば、相手と一度面会するだけで解決できるはずです。これから先の人生に影響しかねない一大事の解決を任せるわけですから、慎重に選任してください。

  • 法的措置
    まれに代理人との面会で開き直ったり、嫌がらせをエスカレートさせる加害者がいます。
    不始末の責任は、しでかした本人が取るのが常識です。謝りもせず、逆上するようなら問答無用で法的措置を執ります。・殴る蹴るなどの身体的被害を受けており、診断書がある場合には、「障害罪」や「暴行罪」
    ・BBSへの悪意のある書き込みなら「名誉毀損」
    ・電話やメールによる被害の場合は「信用毀損(偽計)業務妨害」

    など、証拠のある被害については刑事告訴するのもひとつの方法です。
    複数の被害を受けている場合は、、まとめて同時に告訴します。各々の犯罪に個別の刑罰規定があります。複合的な犯罪の場合は、軸となる犯罪以外の程度の軽い行為について懲役の期間が半分にするなどの司法判断がされます。また初犯の場合は、送検猶予や起訴猶予などの措置が執られることもあります。起訴猶予であっても問題ありません。相手は警察や検察できつくお灸を据えられ、温情措置として起訴を猶予することを申し渡されているはずです。再発させれば間違いなく実刑を食らい、回を重ねるごとに刑罰が重くなっていく(執行猶予→実刑など)ことも承知しているはずです。解決も間近でしょう。

    司法を介入させるには証拠が必要です。
    経過を漏れなく記録しており、物的証拠があるのが最低条件です。警察は被害者からも事細かに事情を聴取します。どんな質問にも即答できるように事前準備しておく必要があります。
    穏便解決の段階から専門家を介入させていれば、彼らは関与中の経過を記録し、面会などの様子も撮影(録音)しているはずです。これらは被害者に有利な証拠ですし、経験豊富で優秀な専門家なら警察にも同行し、被害者を支援するはずです。

ストーカー規正法
電話やメールなどから間接的に継続して嫌がらせを受けており、証拠がない場合などには、 「ストーカー規正法」で被害を届け出るという手段もあります。しかし、いきなり「逮捕→送検→起訴→裁判→刑罰の確定」といった司法手続きがされるわけではありません。初期段階でこの法律はストーカー問題を刑事事件として扱わないことに注意が必要です。担当警察官が相手に電話から注意するなどが警察の一般的な対処方法ですが、これで解決するのなら代理人との面会で解決しているはずです。中途半端な司法の介入は、逆効果になることもあります。ストーカー規正法とは無関係に証拠のある被害について司法に判断を委ねるべきでしょう。

  • プロファイル
    相手を良く知るというのも重要です。・極端に性格の歪んだ「人格障害」なのか?
    ・「精神障害(心の病)」なのか?
    ・それとも各々の「予備軍(壊れかけ)」なのか?

    当社がこれまでに扱ってきたほとんどのケースで加害者は、上記のいずれかに当てはまっており、各々のケースで責任の取らせ方が異なります。判別方法などを別ページで紹介していますので、こちらから確認し、参考にしてください。

  • 個別の対応策
    2種類以上の被害が同時進行している場合は、エスカレートの前兆です。
    「つけ回し」や「待ち伏せ」はエスカレート段階です。「暴行・傷害」や「住居侵入」など、凶悪段階ににエスカレートする可能性があります。

・注意
何をするにもタイミングとスピードが重要です。特に、タイミングを見誤ると良かれと思ってしたことが逆効果になる可能性もあります。個人でできることには限界があります。ご自分一人で悩まず、家族や「信頼できる友人」に相談し、2名以上のグループで対応するか、専門家の意見(客観的な分析など)を確認しながら、意思決定をするよう心がけてください。

・嫌がらせ電話
「無言電話」や「早切り電話」などの嫌がらせ電話への対応策として、電話番号を変更するのも一つの方法ですが、あまり現実的ではないはずです。しかし証拠を集めるのでなければ着信を拒否するしか方法が無いのが現実です。ナンバーディスプレー機能付の電話機は特定の番号からの着信を拒否することができますが、電話機で拒否動作をするため、毎分数回の執拗な早切り電話などで回線がパンクすることもあります。

・迷惑電話おことわりサービス
NTTが一般加入電話用に提供している有料サービスです。
嫌がらせ電話を止めるのに一番効果的です。6件の番号からの着信を拒否できる「サービス6」(600円/月)と30件止めれる「サービス30」(700円/月)の2種類から選択でき、一度登録してしまえば、その番号(公衆電話にも対応)からの着信をNTT局内で拒否するため電話のベルも鳴らず、他の通話に干渉しません(=キャッチで割り込んでこない)。電話のたびに相手には課金され発信記録が残ります。拒否した番号や相手の発信記録を利用者が知ることはできませんが、記録は保存され、警察からの依頼があれば開示(捜査協力)されます。
利用者は、着信拒否の累積件数を確認できるため、定期的に確認すれば状況を把握できます。

操作はシンプルで、4桁の数字をダイヤルするだけで登録・削除できます。押しつぶされるような精神的圧迫から開放され、法的措置のための証拠収集にも利用できます。
利用するには書類申し込みが必要で、申し込みから2週間程度で利用できるようになります。116から問い合わせてください。

・録音と撮影
穏便に解決するためにも証拠は重要です。
通話を録音できればベストですが、メモとして書き残すのも有効な手段です。また、着信モニターを写真に撮るだけでも証拠になります。携帯電話の録音機能は録音時間が短く、着信記録の件数に限りがあり、古い順に自動消去されるため注意してください。
録音には「ICレコーダー」が適しています。小型で携帯しやすく、延長マイクを電話機のスピーカーに押し付けるだけでクリアな音声記録(証拠)を確保できます。IC内の音声(電磁)記録をコンピューターに取り込める機種だと証拠管理が格段に楽になります。
無言電話は録音する必要はありません。モニターの着信画面を撮影するだけでOKです。
撮影には、高感度フィルムのおかげで撮り損じの少ない「使い捨てカメラ」が適しています。非通知着信でも、相手の発信記録と日時が合えば証拠になるので心配する必要はありません。

・注意
電話だけでなく、メールなどからも嫌がらせをされている場合に、全ての嫌がらせを強制的に排除してしまうと、「つけ回し」や「待ち伏せ」にエスカレートする可能性があります。相手をコントロール(証拠収集を含む)するため、意図的に窓口をひとつだけ残しておくと良いでしょう。これで相手に気付かれることなく主導権が被害者側に移ります。どうするのか決めるには、トラブル全体の推移や相手の心理状態などからタイミングを計る必要があります。無料相談から問い合わせてください。

・メール
読まずに削除したいという気持ちはわかりますが、メールには日時と相手のIPアドレスが記録されており、法律的に意味のある証拠になります。受信メールは全て記録するのが基本で、ワードやエクセルから時系列で経過を記録し、個別の記録にリンクを張ると分かりやすく便利です。携帯電話で受けたメールは転送し、全てコンピューターで一括管理するのが理想です。
インターネット上で特定のアドレスからの着信を拒否するにはいくつかの手段があるようです。組み合わせて利用すると良いでしょう。
携帯電話で特定のアドレスを着信拒否する場合は、アドレス指定受信や指定拒否、シークレットコード登録などの端末機能を組み合わせて利用すると効果的です。説明書から確認してください。

・SNS
「悪意のある書込み」に悩んでいる場合は、偽計業務妨害(威力業務妨害の一種)で被害を届け出ることができます。ログを保存する、当該画面を写真撮影しておくなど、目に見える形で証拠を残してください。特定の相手からの書き込みを拒否するには、相手のIPアドレスからアクセス自体を拒否する手段が一般的で、いくつかの方法を組み合わせて利用すると効果的です。

「2チャンネル」などの第三者が主催するBBSへの「悪意のある書き込み」に悩んでいる場合も、まずは証拠を残してください。問題の書き込みを削除させたり、BBS自体を閉鎖させるには主催者に被害を訴え、対応させるしか方法がありません。
この類のBBSは主催者責任を放棄し、書き込み者本人に責任転換しているケースが多いため、主催者から良心的な対応が得られなければ、仮処分申請などで司法の力を借りてプレッシャーをかけます。

・つけ回しや待ち伏せ
嫌がらせ電話などで満足できなくなった加害者は、被害者をつけ回したり待ち伏せたりと嫌がらせをエスカレートさせます。辞めさせるのに必殺技はありません。回数と頻度次第では被害を届け出ることができますが証拠を集めにくいのが問題です。
出勤や帰宅の時間を不規則にする、乗車する電車をずらせるなど、少しの工夫で状況は改善しますが偏執狂的な加害者には効果がないかもしれません。家族に駅まで送ってもらう(迎えにきてもらう)、友達と出かけるなど、いつも複人数での外出を心掛けてください。
相手を見かけるたびに撮影する、友達に協力してもらい外出中の自分を距離をおいて監視してもらうなど簡単悪風で証拠を確保できます。証拠さえあれば警察に相談でき、裁判所に接近禁止の仮処分を申請することもできます。

・注意
「つけ回し」や「待ち伏せ」はエスカレート段階です。これらで満足できなくなれば「暴行・傷害」や「住居侵入」など、凶悪犯罪にエスカレートする可能性があります。中途半端な対応も同じような結果につながるかもしれません。限界を感じられたら無理をせず、法律家や専門家に相談してください。

「嫌がらせ電話」と「つけ回」しなど、2種類以上の被害が同時進行している場合は、要注意です。
当社では「無料相談」を準備し、回答として「無料コンサルト」を提供しています。まずは専門家の意見を確認し、今後どのように対応するのかを決めてください。

(2014年2月12日に一部内容を更新)

ストーカー規制法

2000年11月にストーカー規制法が施行されました。
重大事件発生のたびに強化され、最新では2013年に改正されています。

  1. 定義(要約)
    ストーカーを恋愛、性的、怨恨の感情を充足する目的で、特定の相手に「つきまとい等」を反復して行う者と定め、その行為を次のように定義しています。

    ・被害者につきまとい、待ち伏せする事
    ・被害者の住居や勤務先に押し掛けたり、その付近で監視する事
    ・交際や面会など、応じる義務のない事を執拗に要求する事
    ・無言電話やイタズラ電話(FAXを含む)
    ・脅すなど、粗野で乱暴な言動
    ・監視や尾行の事実を被害者に暗に知らしめるなどして、恐怖心を煽る事 

    これらに加え、メールも継続性が確認できれば被害と認定されるようになりました。 

  2. 規制(要約)
    3段階の手順で実施されます。
    ・警告
    所轄警察署長などはストーカーに対し、ストーカー行為をやめるように勧告できる
    ・命令
    勧告に従わない場合は公安委員会が再度行為をやめるように命令できる(=再警告)
    ・罰則
    命令に従わないスト―カーは逮捕し、1年以下の懲役または100万円以下の罰金を課すことができる

これらがストーカー規制法の骨子となります。

この法律に合わせて各都道府県の警察本部単位で専従体制が整備されています。

  • 専従のストーカー対策室が相談を受け、所轄警察で対応する
  • 相談を受ける所轄警察署を警察本部のストーカー対策室が支援する

これらが警察の基本的な体制となります。
年数の経過とともに対応も真摯かつ紳士的に進化しており、早めに電話から警告し、呼び出して上申書を提出させるなど凶悪化の予防に積極的に取り組んでいるという印象を強く受けます。
現在では当社などの専門家も積極的に支援するとの文言が加えられており、支援を受けたことはありませんが心強い限りです。

注意するべき点としては、被害程度の解釈についてと警告・命令が所轄警察署単位で実施する行政命令であることの2点でしょう。
警察が介入するには、反復繰り返し、継続して被害を受けていることが原則になります。どの程度の頻度であるのかについての定義があいまいで、警察署単位で対応内容とその程度が異なります。ストーカー事案では可能な限り早期に対応することが、解決後の再発予防にもつながります。毎週2~3回程度の被害であっても積極的に介入する必要があるでしょう。
また、警告・命令については強制または半強制的という印象を受けがちですが、加害者に自粛を促すものでしかありません。ストーカー加害者のほとんどが「警察など怖くない」などと根拠のない空威張りで見栄を張りますので、この高圧的な警告や命令にどれほどの効果があるのかは疑問です。
加害者の人権にも配慮する義務がありますので限界であるのも理解できますが、さらなる凶悪化の引き金になることもあり、注意が必要です。
これまでに15年近く数々のストーカー事案に介入してきましたが、当社では被害者の代理人として加害者と直接に面会し、自分のしでかしている不始末の違法性を正しく認識させ、加害者が自発的に謝罪し、今後何もしないと積極的に誓約できるよう誘導していく方法から穏便解決を目指すことが重要であると考えています。警告や命令から高圧的に相手を押しつぶすような解決方法でなく、加害者自身に解決方法を決めさせるこの方法は、解決後の再発予防にも効果があります。

被害にお悩みの皆様は無料相談から被害の現状を教えてください。

(2014年2月12日に一部内容を更新)

個人危機管理

当社は警察(公安委員会)から認定を受けたボディガード専門の警備会社です。

当社の専門は身辺警護を軸とした企業向けの危機管理ですが、この組織危機管理のノウハウをアレンジした個人向け危機管理も提供しています。

組織危機管理と同様に「予防」と「即応」の充実が当社の基本方針ですが、もちろんアフターフォローも含まれます。継続中のトラブルを解決し、二度と再発させない完全解決真までのフルサポートが当社の役割です。

特にストーカーやDVでは再発率の高さに注意が必要です。中途半端な強攻策で解決しても相手(加害者)の気分次第で再発します。タイミングと頻度を予測しづらく、解決前よりも凶悪化するケースもあります。

これらを理由に当社では、身辺警護が全てのトラブルで有効な解決策になるとは考えていません。身辺警護をご利用いただくことは大変にありがたいことですが、襲われるのを待つだけではエンドレスに利用していただく必要があり、皆様に膨大な費用負担を強いることになりますし、契約終了後に再発してもサポートしきれないこともあります。

トラブルに悩んでらっしゃる皆様は、継続中の嫌がらせが無くなり、ニ度と再発しないことを望んでいるはずです。
そのためには加害者に仕返しするような方法で解決してはいけません。加害者が自発的に謝罪し、今後何もしないと誓約するよう誘導していく可能な限り穏便な方法で解決するほうが良いでしょう。

皆様のご希望をかなえるためにはいくつかのコツがあります。
加害者を法律的に包囲し、法的措置と穏便解決の選択肢を提示、加害者自身に解決方法を決めさせると言うのが当社の一般的な解決方法です。これまでにこの方法で15年以上解決してきましたが、2014年現在での再発率は0%です。

当社のサービスは全て「無料相談」から始まります。
その中で教えていただく状況に合わせて「無料コンサルト」として個別の対応策をレクチャーしています。このコンサルトで満足していただければ当社の役割はこの段階で終わりです。
さらに当社の支援を望まれる場合は「有料コンサルト」を準備し、無料コンサルトでカバーしきれない細かな部分までサポートします。
また専門家の直接介入を望まれる皆様には、個別のサービスを準備し解決までの全般をサポートしています。

まずは、無料相談から被害状況を教えてください。

(2014年2月12日に一部内容を更新)

人格障害と精神障害、措置入院

これまでの経験を軸に考察すると、介入したストーカー事件のほとんどの加害者が「壊れている」か「壊れかけている」かのどちらかです。

元恋人が加害者の事件では、ほとんどの加害者が自己中心的で短気な性格で、仕事などで何かしら精神的に追い詰められた状態にあります。
「一方的な片思い」や「ふられた腹いせ」を理由とした事件でも多くの加害者の性格が捻じ曲がっていますが、まれに精神的に壊れているケースもあり、注意が必要です。
どこの誰が嫌がらせしているのか検討もつかないようなトラブルでは、3分の1程度の加害者が壊れています。

どのように壊れているかが問題で、2種類に大別できます。医師ではないため断定はしませんが、

性格が極端に歪んでいるのを「人格障害」
心の病を「精神障害」

と分類分けし、対応しています。
障害者による凶悪犯罪についての裁判では一般的に、人格障害は性格上の問題と判断され、問答無用で罪を問われます。対して精神障害は、その程度により常識的な判断ができたかどうか(責任能力)が焦点となり、重度の精神障害と判断されれば罪を問われないこともあります。

ストーカートラブルでは、ほとんどの加害者が人格障害またはその予備軍(壊れかけ)のどちらかで、まれに精神障害者もいます。各々のケースに個別の対応策があり、代理人面会や再発予防の方法が違ってきます。

相手の状態を把握できれば、対応策を決めやすくなります。ここでは、簡単な判別方法と対応策をアドバイスします。

・人格障害
人格=性格です。幼年期の家庭環境や思春期の人間関係など、成長に従って形作られるもので、病気ではありません。

  • 片思いの相手にふられた時に、過剰な反応を見せる「関係過敏型」
  • 無関係の人間が自分に惚れていると信じ込み、妄想を抱き続ける「関係妄想型」

などさまざまな種類がありますが、共通する特徴は自己中心的で、感情の起伏が激しく、些細な事に敵意をむき出すことです。
「障害」とは呼べない程度に精神的に壊れかけていることもありますが、基本的に性格が歪に捻じ曲がっているだけですから、一般的な社会生活を営めます。社会的に外面がよく、家族や恋人などの身内に暴力をふるうというようなケースが代表的な人格障害の例でしょう。

見分け方は簡単です。交際中から兆候があったはずで、「何気ない一言に激怒する」、「思い通りにならないとすぐ怒る」、「喧嘩をすると怒鳴ったり、手を出したりする」などが典型的な症状です。
交際解消後は自分の行為を正当化(言い訳)し、責任転換しながら嫌がらせをします。「警察なんか怖くない」、「新しい恋人ができないのはお前のせいだ」、「貢いだ金を返せ」などと、根拠のない荒唐無稽な主張を繰り返しているはずです。

  • 過去の事例
    代表的な例として大阪の連続児童殺傷事件があります。
    この事件で加害者は、罪に問われないように「措置入院制度(後述)」を悪用して精神障害者を装っています。このように損得勘定ができ、用意周到に小細工ができるのは精神障害ではなく、人格障害です。この事件は裁判が継続中であり、断言できませんが、たぶん実刑を食らい、一生檻の中で罪を償うことになるでしょう。
    ———————————————————-
    本件は2004年9月に死刑が執行されました。
    漏れ聞く情報からは、彼も自分が何をしでかしたのか理解ができているようだが、なぜ謝罪しなくてはならないのかを最後まで理解することができなかったのだそうです。 誰もが持つ社会的常識を理解できなかったり、かたくなに拒否するのも人格障害の代表的な症状です。幼少期からの人格形成の過程で、よほどの問題があったのでしょう。

・対応策
重度の人格障害でなければ、常識的な判断ができるため、通常のストーカー対策で解決します。
証拠を集め、法的措置の準備を整えた上で加害者と面会し、嫌がらせを辞めなければ法的措置を執る旨を申し渡し、自発的に謝罪し、今後何もしないと誓約するよう誘導していけば99%は解決します。ギャラリーから確認してください。
注意点は、当事者同士の面会がタブーであることです。何を言っても効果がないはずで、何気ない一言が相手を逆上させますので「信頼できる友人」または当社などの「専門家」を代理人に面会させると良いでしょう。

この謝罪と誓約で許すという穏便な解決方法でも、まれに開き直り、嫌がらせをエスカレートさせる加害者がいます。重度の人格障害なのか?それとも精神障害も併発しているのか?を判断する必要があり、対応策もケース・バイ・ケースです。
無料相談」からご相談ください。

・精神障害
「心の病」による幻想から、自分の困難を他人の責任だと信じ込むタイプが精神障害であり、病気です。医師による治療を受けない限り、回復しません。

「喋る内容や手紙の文章に整合性がない」、「理由なくわめき散らす」、「嫌がらせに計画性が感じられない」などが典型的な特徴で、人格障害と同様に「衝動型」など様々な種類があります。問題なのが計画性のなさで、「嫌がらせ電話やメール」→「付回しや待ち伏せ」→「暴行・障害や住居侵入」という一般的なエスカレートの流れが当てはまらず、突発的に何をしてくるのかが予測できません。

常識的な判断のできない加害者と面会しても何の効果も期待できません。また、警察や裁判所を介入させ、法的措置で解決しても「一時しのぎ」にしかならず、実刑で服役しても出所後に再発します。問題解決には医師による治療が不可欠です。

この司法介入でも解決しない「精神障害者による犯罪行為」から被害者を守るために「措置入院(23条申請・24条通知)」という制度があります。

措置入院
加害者が精神障害であり、今すぐ嫌がらせを止めないと自分の身が危ういと確信できる場合には、措置入院を申請をするの一つの方法です。(23条申請)

措置入院とは精神障害者による犯罪を予防するための制度で、自分自身を傷つけ(自傷)、他人に害を及ぼす(他害)おそれのある者については、精神保険指定医二人以上の診断で、精神障害者であり、緊急性を要すると言う結果が出れば、都道府県知事の命令によって強制的に入院させることができるというシステムです。
逮捕等で警察が関与し、自傷他害いの恐れがあれば警察から行政にその旨が通知されます。(24条通知)

ありがたいのは被害者とその家族はもちろん、加害者の家族などの事情を知る者は誰でも申請できることです。
地域の保健所で申請を受け付け、都道府県が管理・運営します。申請を受けて知事から委任を受けた2名の精神科医が診察し、自傷他害の疑いがあれば加害者を強制的に入院・治療させます。

問題なのが「他害」の定義で、都道府県ごとに異なります。
自傷とは自殺やそれに類する行為と判断して間違いないでしょうが、他害の定義が曖昧です。誰かを傷つけるなり、何かを壊す疑いが強く、緊急性が認められないと他害とは認定されません。毎分数回の頻度で、延々と続く「早切りの嫌がらせ電話」で被害者は明らかに精神的な被害を受けますが、実際に傷つけられるわけではなく、緊急性もないと判断され、他害とは認定されません。
また、申請後の初期段階で精神科医は加害者とも面談します。誰が申請したのかは必ず加害者の知るところとなります。加害者が精神障害と認定されなければ嫌がらせが凶悪にエスカレートする可能性が高いことに注意が必要です。

暴行・障害などの肉体的な被害に苦しんでいる場合は申請できるでしょうが、その可能性となると判断が難しいのも事実です。措置入院が不可能な場合には「医療保護入院」という制度もありますが、これには加害者の家族の同意と協力が必要で、治療というよりは療養です。

この措置入院については継続して自治体から裁判所に管理を移す方向で法改正する審議がされていますが、憲法で定める基本的人権にかかわる問題であり、万が一に間違った判断があれば人権侵害(=憲法違反)になりますのでどの省庁も腰が重いのが現状です。
この厳格すぎる措置入院とゆるすぎる医療保護入院の間に半強制的な措置制度ができることを切に願います。

(2014年2月7日に一部内容を更新)

集団ストーカー

2000年代初頭から現在に至るまで、集団ストーカーについての相談が増加する傾向にあります。

これまでに受けた集団ストーカーについての相談を総合的に検証すると、
相談(被害)者は圧倒的に女性が多く(100%)、交際(婚姻)中に言葉による支配などのDVまがいの行為(92%)や不倫等の不貞行為(63%)を散見でき、相談者が一方的に交際を終了(87%)しているケースが多く、被害については、暴行、誹謗中傷ビラ、手紙、メールのような証拠の残る嫌がらせは少なく、複数チームによる執拗な付け回し(100%)、昼夜の区別なく誹謗中傷、罵詈雑言、脅迫が継続して聞こえる(92%)、昼夜の区別なく自宅を覗き込まれる(85%)など、証拠の残りにくい嫌がらせがほとんどで、中には電磁波攻撃(10%)、カルト教団による執拗な勧誘や嫌がらせ(2%)などもあり、ほとんどの相談者が精神的に追い詰められている状態で当社に相談されています。

しかし、これまでに実際に介入した案件の中で、あたかも複数のチームが日替わりでシフトを組んでいるかのように見せかけた元恋人が一人で嫌がらせを繰り返していたケースはありましたが、組織的、且つ、計画的で、長期間継続するストーカー行為なるものの事実を確認できたことがありません。

それでも、現に被害に悩み、解決を望まれて当社にご相談いただくわけですから、相談者には、まずは以下の事柄を確認されることをお勧めします。

・何かしら精神的にダメージを受けていないか?
・規則正しい生活をしているのか?
・誤解や勘違い、思い込みの可能性はないか?

破局や離婚、恋愛関係、育児、ご近所や仕事上のトラブルなどでお悩みの場合は、無意識のうちに精神的に追い詰められていることが多く、仕事で昼夜が逆転するなど、生活が不規則な場合も精神と肉体に負担を強いられている状態です。
これら精神的にも肉体的にも健全でない状態では、些細なことを重要であるかのように思い込む傾向が強くなり、物音を人の声に聞き間違えるといったことが起こり得ます。このような誤解や勘違いは、事象を正しく解釈し損ねることであり、誰にでもあることで恥ずかしく思う必要はありません。
同様に「聞こえるはずのない声」が聞こえる被害も、通り過ぎる車の騒音や生活音など、様々な音源から発する音が混ざり合い、人の声に近い音域で聞こえている可能性があり、誰でも何度かは経験しているはずです。

これらの現象は、一人で夜に森の中で過ごすことを想像してもらうと分かりやすいかもしれません。
ありえない環境で、怖くて眠れず、風で揺れる木のざわめきが人の声に聞こえ、チロチロとゆらめく焚き火の影が獣や化け物に見えるわけです。一晩だけなら「怖かった」ですみますが、毎晩続けば怖くて気が変になりそうですよね。これと同じです。

これらを自問自答していただくのと同時に、一度、加害者側の立場に立って考えてみるとよいでしょう。
そもそもストーカー行為とは、一方的な片思いであったり、交際を拒否された腹いせであったりと、恋愛感情のもつれが嫌がらせ行為の前提となります。これだけを理由に、

・大勢を動員して、しつこく嫌がらせを繰り返すことにどんな利益があるのか?
・自慰行為的な満足感しか得られないにもかかわらず、多額の費用を負担することにどんな喜びを見出せるのか?

などについて、疑問を感じませんか?

これらを踏まえてもなお、現に被害が進行していると確信されるのであれば、まずは、客観的な観点から徹底的に被害の現状を観察し、分析するとよいでしょう。
例えば誹謗中傷する喚き声が聞こえ、付け回されているのであれば、一定期間、当社が離れたところから観察し、被害を受けるたびに当社と連絡し合えば、容易に被害の有無を確認できます。

現に被害が存在すれば当社の出番です。
比較的短期間のうちに現行犯で取り押さえることができるでしょうし、必要であれば警察に介入してもらうこともできます。お望みであれば首謀者を突き止め、ギャラリー群から確認していただける直接面会による穏便解決に持ち込むこともできるでしょう。

逆に被害を確認できない場合は、加害者グループが当社の介入中に嫌がらせを一時的に辞めていると考えがちですが当社もプロです。抜かりはありませんので、現に被害が存在しないと判断するのが妥当でしょう。
肝心なのは、被害がない場合にありもしない被害をでっち上げ、依頼人をそそのかし、怖がらせれば、その後も料金を継続して頂戴できるであろう当社がそれをしないことです。営利を目的とする者が、被害がないということほど信頼できる事実はないでしょう。

あると信じた被害が存在しないことを確認した上で、なお被害が継続する場合の一般的な解決方法は、精神医療の分野で診療を受けることです。ほとんどの精神科医が完治までに2年程度の期間が必要であると診察するでしょう。
この「完治までに要する期間」というのが曲者ですが、肝心なのは心の持ち様です。本人が強く解決を望めば、短期間で完治することもできます。現に当社が関与した案件では72%の被害者がご自分から望んで通院されましたが、そのうち当社と一緒に事実確認をされた62%の皆様は全員が半年以内で回復されています。本人が強く望み、家族や当社などのサポートがあれば、望んだように解決できるということです。

これらを踏まえ当社では、事実確認を主体とする集団ストーカー対策を準備しています。
被害の有無に応じたオプションを準備しており、継続するカウンセリングからサポートする体制も整備しています。

現に被害に悩み、強く解決を望まれる皆様は、当社などの専門家を介入させ、被害の現状を客観的に把握されることを強くお勧めします。

まずは「無料相談」からご相談ください。

(2014年2月7日に一部内容を更新)

出会い系

出会い系と呼ばれる様々なサービスは売買春や援助交際の温床であり、十数年来の社会問題です。

ストーカー事件に発展するケースも多く、当社でも多くの相談を受けています。

  • メールでは好印象を受けたが、会ってみたら別人で、肉体関係を強要されそうだ
  • すぐに別れたが、しつこく復縁を要求され、嫌がらせも受けている
  • 執拗な交際要求を受けており、自宅まで乗り込んでくる

となどが一般的なトラブルで、早い段階で手を打てば比較的スムーズに解決します。しかし中には暴行・障害や住居侵入などの凶悪にエスカレートし、被害者だけでは手に負えなくなり、収集がつかなくなるケースもあります。

交際相手を求める男女の出会いの場の一つであり、恋愛をサポートするサービスとして意義があるのでしょうが、一番問題なのが相手の顔が見えないことです。仮想世界で交際相手を求め、自分を魅力的に見せようとする男女は多少なりとも「誇張した個人情報」を書き込むわけで、それを見た者はイメージだけが先行します。実際に会った際の「イメージとのギャップ」は至極当然の成り行きでしょう。

うまく交際を開始できたとしても交際前の「誇張した予備情報」を理由に些細な食い違いが「騙された」「貢がされた」といった印象を与えかねません。「相性が悪い」「信用できない」などと一方的に別れを申し渡すなど、短絡的に交際解消などすると間違いなく嫌がらせに発展するでしょう。

また、真剣な登録者ほど「恋人が欲しい」という意思を強く感じさせます。
特に「盲目的に恋人を欲している登録者」や「結婚を前提とした真面目な・・・」「すっきりとした大人の・・・」などの恋愛にこだわりを持つ者を騙すのは簡単です。全ての閲覧者が真面目に交際相手を求めているわけでありません。言いなりにできる愛人を欲する者だけでなく、AVや水商売の勧誘員、ホストやヤクザなどの「よからぬ事を企む者」は、悪巧みが得意です。彼らはターゲットを巧みな話術でそそのかし、罠にはめます。「気付いたらホステスになっていた」、「水商売で働いていた」などというケースもあるため、注意が必要です。

・対策
わざわざトラブルに首を突っ込む必要はありません。出会い系サイトなど使わないにこしたことはないでしょう。
どうしても利用するのなら、情報の公開とプライバシーの間でバランスを取る必要があります。不特定多数の閲覧者を相手にする場合は、

  • ハンドルネームを利用し、本名を明かさない
  • 年齢は正確に公開する(誕生日の月日は操作する)
  • 連絡先はフリーのメールアドレスに限定する
  • 必要以上に個人情報を教えない
  • 余分なことは書かない

などは基本です。「有名人の○○に似ている(と言われた事がある)」などの文言は閲覧者の想像を固定させます。辞めたほうが良いでしょう。

特定の相手と連絡する際にもいくつかの注意事項があります。
頻繁に連絡してくる相手やレスポンスの早い相手に好意を持つケースが多いようですが、裏を返せば「欲望の強さ」が見え隠れしています。特に「すぐにでも会いたい」などと書き込んでくる相手には注意するべきです。相手からの連絡への回答も、その内容とタイミングをコントロールし、相手に自分の本心を悟られないようにするのが基本です。
相手の人間性や価値観を見極める必要もありますが、コツは特定のキーワードへの反応を確かめることです。さりげなく文中にキーワードを埋め込み、自分の意見についてどう思うか尋ねる方式で、相手から「自発的な回答」を引き出すと良いでしょう。

無駄なトラブルを予防するコツは、自分の本心をさらけ出さずに「やり取りの主導権」を握ることです。引き際も肝心で、トラブルの予感がしたら即座に連絡手段を絶つのが基本です。専用のフリーアドレスなら惜しげもなく捨てられるでしょうし、本名と誕生日さえ知られなければ素性を知られることもないはずです。
いつでも痕跡を残さず姿を消せるように登録の段階から準備しておくと良いでしょう。

(2014年2月7日に一部内容を更新)

ケース6 ストーカー

(2001年公開、2014年2月7日に一部内容を更新)

自称ネットアイドルのストーカー
(インターネット上のグリーティングカードから本人が当社宛に送りつけてきた画像)
g6
片思いの果てにふられたことを逆恨みした、9年以上もの長期間にわたり反復繰り返し継続して依頼主を攻撃している。人を不愉快にさせることについて天賦の才能を持ち、毒を撒き散らし続けている。
平成16年3月現在も解決しておらず、継続して関与している。

自宅に引きこもるこの女の手口は電話やファックス、手紙や電子メールによる間接的な嫌がらせがほとんどで、

  • 毎分2~3回の頻度で早切り電話を一日中続ける
  • 連続で200枚以上のファクスを送りつける
  • 毎分5通以上の頻度で電子メールを一日中送りつづける
  • 伝言ダイヤルに自分の声で依頼主の電話番号を録音し、不特定多数男に電話から攻撃させる
  • 出会い系サイトに依頼主の情報を書き込む
  • ありもしない被害を警察に相談する(警察のホームページからも相談している)
  • ネット上で見つけた依頼主の知人主催の無関係のBBSを閉鎖するまで攻撃し続ける
  • 一般に広く公開されているBBSで依頼主を誹謗中傷し続ける

などなど、思いつく全ての方法から全身全霊をこめて嫌がらせを続けており、悪質極まりない。
最新の嫌がらせは闇金(090金融)に電話し、依頼人の名前と勤務先の電話番号をメッセージを残す方法。もちろん闇金業者は相手を確認するためにメッセージに残された番号に電話する。作為的に闇金業者を操り、電話を受けた依頼人の職場が大騒ぎになるように仕向ける狡猾な手口で職場内での依頼人の立場や地位を貶めようとしている。このトラブルは依頼主の属する業界全体で話題になっているほど有名な事案で、誰もこの女の悪ふざけなど気にもしておらず、相手にもしていない。

当社が介入するまでに弁護士が介入し、警察がストーカー規制法を根拠に2度にわたりイヤガラセを止めるよう警告しているが効果がない。介入後は当社をターゲットに変更したらしく、同じ手口で執拗に攻撃してきている。
損得勘定が全くできず、社会的常識が欠如していることから、重度の人格障害であると考えており、嫌がらせの内容から関係妄想型と過敏型、双方の兆候が見て取れる。
一時期に心理カウンセラーが関与したこともあるが、火に油を注いだだけで効果がなかった。ずっと引きこもっていればストレスが溜まるのは当り前で、依頼主への攻撃以外にも自分の母親に暴力を振るう、家財道具を壊すなどの自虐的な兆候も見られる。母親はすでに娘の暴力に屈し、

  • 娘の代理で警察に嘘の被害を相談する
  • 毎日のように当社や警察に電話し、「あんたらのせいで娘が狂った」などと根拠なくわめきちらす

などしており、保護者としての役割を果たしていない。、

これまで1年半にわたり関与してきたが、解決の見通しが立たない。
依頼人と話し合い、穏便解決を断念し、強制的に解決することを決めたが、いきなり法的措置を執っても効果を期待できない。特にこの女が「心の病」であると、警察も裁判所も被害届を受け付けてくれず、不始末の責任を本人に問うことができない。そこで保健所に措置入院を申請し、行政から「心の病」ではないとの判断結果を取り付けた。これさえあればあらゆる手段でこの女を締め上げることができる。すでに仮処分命令の申し立てをしており、ダンボール15箱ほどの証拠があることから問題なくイヤガラセを止めよとの命令がされるだろう。今後は再発するたびに被害を届け出て、警察にも積極的に支援してもらうことができるようになる。最初の再発では初犯であることを理由に不起訴または起訴猶予、重くても罰金刑程度ですむだろうが、それ以降は懲役がつき、回を重ねるごとに刑期が長くなっていくことになる。

加害者にも人権があるのだそうだが、優先するべきなのは被害者の利益(人権)であり、人間としての社会的義務を果たしていないこの女の人権をどう取り扱うのかについては裁判所で決めてもらえばよい。

今回のトラブルでは色々と勉強をさせてもらっている。
依頼主に変わってこの女からの執拗な攻撃を受けてみると、精神的に追い詰められていく被害者の気持ちがよく分かる。果てしなく続く嫌がらせ電話は、他の業務に著しい悪影響を与えるし、クリスマス当日に上の画像が送り付けられてきた時には、あまりの胸くその悪さに心底気が滅入った。相談してこられる被害者の胸中を身を持って学んだ気がする。

ケース5 ストーカー・DV

(2000年以降に公開、2014年2月7日に一部内容を更新)

謝罪文を書くストーカー(31歳)。ボールペンを握る手が震えている。
皇室ご用達のとある品を宮内庁に収める歴史あるお店の次男で面会前に遭遇した父親からは息子を見放している印象しか受けなかった。
g5

出会い系サイトに網を張り、引っかかってきた依頼主をトレンド追随型の服装と今風の髪型、ソコソコのルックスでたらしこみ、巧みな話術で骨抜きにするという新種のヒモ型手口で口説いたこの男の弱点は、クレジットに300万円の借金があり首が回らなかったこと。毎月末の返済期日に金を無心しても未成年者にはなんともできるわけがなく、半年で愛想を尽かされた。

捨てられた直後からこの男は、電話や携帯メール、待ち伏せや付け回しなどから、交際中に自分が支払ったホテル代や飲食代を返せなどの恐喝を始め、拉致・監禁やありもしない借金の借用書への署名捺印の強要、依頼主を水商売でアルバイトさせるなどした。最終的に自宅に乗り込んで借金返済を請求したところでトラブルの全容が両親に知れ、当社が介入することになった。

このケースは遠隔地からの依頼であり、電話と電子メール、ファックスなどから経過と証拠の有無を詳しく確認し、事前準備を全て済ませてから現場に乗り込んだ。地理的に加害者の自宅が依頼主宅よりも100キロほど近かかったため、依頼主との最終ミーティングの前に加害者宅周辺を検索したところ加害者の在宅を確認。急遽予定を変更し、そのまま加害者を呼び出し、近所のファミリーレストランで面会した。

直接面会でこの男は達者な話術でいかに自分に非がないかを延々と喋り続けていた。問題点をすり替えるのがうまく、言い訳上手でソコソコの説得力もあるが底が浅い。未成年はたらしこめても当社は騙せない。この類の面会にはいくつかのキーワードを準備していくため、特定の言葉にどう反応するかで相手の心理状態を見破ることができる。そのほかにも何気ない仕草や唇の乾き具合などからも相手の言うことの真偽を判別できる。結局1時間足らずの面会でこの男は自分の非を認め、自発的に謝罪文を書き、涙を流しながら今後一切何もしないと誓約した。

男の書いた謝罪文は、依頼主へのご機嫌伺いであり、示談書でも和解書でもない。
しでかした不始末のについて個別に非を認め謝罪しているので、依頼主はこの謝罪文を根拠に民事から慰謝料や解決金、損害賠償を請求することもできる。これまでに関与した同類のトラブルでは、何よりも円満な解決と再発しないことを最優先に望む依頼主がこのような請求をしたことはないが、このケースではご両親の怒りが尋常でなく、今後どうなるかは未定。そのため、すぐに法的措置が執れる体制を維持している。
もちろん謝罪文に対して依頼主がどのように反応し、どう対応するつもりなのかについて加害者に連絡することはない。この男はこれから先の何年かをビクビクしながら過ごすことになる。

今回のトラブルは、これまでの最短記録のスピードで解決した。
対策費でサポートしている日数がタップリ余っているので、今後も積極的に依頼主をサポートいていく。

ところがこの男は何を考えているのか面会から半年ほど経過したある日に女性であるかのよう声色まで変え、あたかも相談者であるかのように当社に電話してきた。本件相談時から女性の声色を操れることは把握済みで、話す内容からこの男であると特定して説教開始。3分後には泣きながら謝罪していた。嘘泣きと嘘の謝罪を指摘し、再発させたら法的措置で追い込むことをきつく申し渡した。

以降不穏な動きはないが、身の程をわきまえ、二度とふざけたマネをしないことを切に望む。