ケース4 ストーカー・DV

(2000年以降に公開、2014年2月7日に一部内容を更新)

・交際中の当事者が某一流ホテルで撮影した記念写真。
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左が加害者で年商5億円の会社を経営している。右の依頼人(被害者)と対照的な「足を開き、ふんぞり返る横柄な座り方」から、この男の人格(性格)が読み取れる。

被害者は、結婚を前提とした真面目な交際を望み、結婚紹介所を通じて加害者と知り合った。何度かのメール交換を経て面会、相手を充分に確認したつもりで交際を開始した。しかし、2ヶ月ほどで加害者が年齢を偽っていたことを知る。本人に問いただしてもとぼけるだけで嘘を認めない。悩んだ末に恋愛や結婚において必要な信頼関係を築けそうにないと判断し交際解消を申し渡した。解消されたことを納得できないこの男は、交際解消後も電話やメール、直接呼び出すなどしながら、ヤクザまがいの口調で脅す、なだめる、甘えるなどの手口を変化させながら被害者に復縁を要求しつづけた。
困り果てた被害者が当社に相談してきたときには、すでにエスカレート段階で、足の捻挫など身体的被害を受けていた。

捻挫だけでなく、職場にも執拗に嫌がらせを受けていたにもかかわらず依頼人は、警察の介入よりも穏便解決を望んだ。そのため当社は加害者を呼び出し、ケース3の方式で解決を試みた。

しかし、何を血迷ったのかこの男は面会に応じず、開き直り、当社を脅すという暴挙に出た。
しかも「社会的責任のある仕事」に就く依頼人の上司に電話やメールから守秘義務違反など、根拠の無いデマを撒き散らした。守秘義務違反はもちろん、金の貸し借りや恋愛問題のトラブルなどは、噂になるだけで依頼人は出世の道を間違いなく絶たれ、左遷など理不尽な仕打ちを受けることになる。確信犯の悪質な嫌がらせを止めるには、仮処分申請などの法的措置が有効だが、それでも依頼人は穏便解決を望んだ。

そこで緊急避難的な措置として、加害者の経営する会社の顧問弁護士を捜し出し、嫌がらせを辞めるよう誘導させた。
しかしこの加害者は身内の法律家の助言に耳を貸さず、嫌がらせを辞めないばかりか職場に乗り込むなどと依頼人の上司を脅かす始末。加害者と職場の両方からプレッシャーをかけられ、依頼人が精神的に追い詰められていくのが手に取るようにわかる。マザーテレサのように慈悲深い依頼主も、この段階で自分の将来に影響すると判断、法的措置を決意した。

このケースで幸運だったのは、何よりも依頼人が問題解決のために積極的だったこと。
他にも暴行直後に相談されたため、医者の診断書をもらうよう指示できたこと、加害者が呑気に証拠を垂れ流しながら嫌がらせしていたことなど、刑事告訴に足る証拠が山ほどあった。もちろん介入後は当社でも事細かに経過を記録していくため、抜かりはない。

前日から協議を重ね、万事準備を整えた上で所轄警察署に出向く依頼人に同行した。
名誉毀損や威力業務妨害、偽計業務妨害や傷害など、考え付く全ての犯罪をまとめて相談した。経過を詳しく説明し、「今でも話し合いによる穏便な解決を望んでいるが、相手にその気がなく、仕事(職場)にも影響が出ているため助けていただきたい。」とお願いしたところ、担当警察官も大変好意的に対応してくれ、相談の翌日には加害者に電話し、「話を聞きたい」と出頭を要請した。

「話を聞きたい」というのは、事件として扱うかどうか決めるために警察が加害者に与える「申し開き」の最後のチャンスのこと。
出頭しなければ自動的に罪を認めているのと同じと判断される。出頭していれば警察も説教するだけで事件にせず、話し合いで解決するよう誘導しただろう。ところが、またまた血迷ったこの男は出頭要請に応じないばかりか、「何もしていない」などと開き直る始末。

結果、出頭要請の電話から一ヶ月で自動的に刑事事件に移行した。
相談から一ヶ月半で現場検証、二ヶ月で供述調書を作成、二ヵ月半で職場上司の供述調書を作成、関係者への事情聴取が繰り返され、115日目に加害者は逮捕された。

素直に罪を認めていれば在宅逮捕で済んだであろうに、この愚かな加害者は、牢屋(拘置所)に収容された。
ワンマン経営の会社がどうなろうと知ったことではないが、送検→起訴され、刑罰が確定するまで拘置所にいるつもりなのだろうか?初犯であれば執行猶予だろうが、執行猶予とは「刑罰の執行の猶予」が執行されている状態であり、期間中に何かしでかせば問答無用で刑務所行きとなる。

また、刑罰の確定後には慰謝料を請求することになるだろう。
法律でどれだけ重い刑罰を受けても、被害者に与えた心の傷や身体的被害を償うことはできない。不始末の責任は、しでかした本人が取るべきもので、不始末の程度を測るには慰謝料の金額を算出していくしか方法がない。少しでも経済的に潤おすことができれば、依頼主も精神的に楽になるだろう。これから先も積極的に支援していく。

ケース3 ストーカー・DV 

(2000年以降に公開、2014年2月7日に一部内容を更新)
出会い系のイベントで知り合った交際相手(依頼人)に別れた後も1年以上継続して手紙で復縁を要求し、肉体関係を強要しようとした妻子持ちの加害者が謝罪文を書いている。
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一流企業に勤めるこの男の手口は積極的に口説き、交際中も暴力と甘言で依頼人を思い通りにコントロールしようとする「飴と鞭」作戦。これは水商売の女性にたかるヒモと同じ手口で大抵の女性は相手の熱意が営利目的とは気付かず、根負けして罠にはまる。このケースで依頼人は不毛の3年間の後、「生産性のない交際」に嫌気がさし、別れることを決意、直接申渡して交際を解消した。

交際を解消されたのを納得できないこの男は、交際解消後も定期的に依頼人に手紙を出し、あたかも交際が継続しているかのような文言で「駆け落ちして北海道で一緒に暮らそう」などの幼稚な手段で復縁を要求しつづけた。依頼人は自然に解決するとの予測から我慢していたが、手紙の頻度が1ヶ月に1度から2週間に1度とエスカレートし、誕生日プレゼントが自宅に届けられた段階で断念、当社に相談した。自分勝手で自己満足的な行為が相手をどれほど不愉快にし、恐怖感を抱かせていたのか気付かないとは情けない。

このようなトラブルでは加害者と同じレベルで争ってはいけない。加害者の知らないところで法律的に包囲していくのが正しい手順。経過を記録し証拠を集め、法的措置の段取りを全て整える。その上で信頼できる友人か当社などの専門家を代理人に加害者と直接面会させると良い。
面会では法的措置の準備ができていることを申し伝え、警察の介入や裁判による強硬解決が良いのか、それとも自分の過ちを認め謝罪し、今後何もしないと誓約することで穏便解決を計るのか二種類の選択肢を提示し、加害者自身に解決方法を決めさせる。(実際は選択肢などない)

加害者との直接面会の目的は継続しているハラスメントがなくなり、二度と再発しないという被害者の望みをかなえることにある。逃げ道を全て塞ぎ、法律的に相手を追い込む詰め将棋にも似たこの解決方法は非常に効果的で、これまでにこの方法で解決したトラブルでの再発率は0%である。しかし面会の要領には専門的なコツがある。何気ない一言が加害者の「逆上のスイッチ」を押してしまう可能性が高いため、当事者(被害者と加害者)同士の直接面会は絶対にしてはいけない。友人を代理人にする場合にも専門家のアドバイスを受けておいた方が良い。

このケースでは被害者へのインタビューから事前準備、加害者との面会まで二日半の介入で解決した。面会時にこの男は「1年も手紙を出しつづけたのに返事がなかった。それに復縁拒否の意思表示もなかった。」と見苦しい言い訳をしていた。ラブレターを書いても返事がないのは交際拒否の無言の意思表示と受け取るのが世間的常識であろうに、なぜ理解できないのだろう?1時間ほどの面談でこの加害者は仕事や家庭生活、社会的信用など失う物があまりにも多いことなどを理由に穏便解決の道を探ることを選び、自分の意志で自発的に過去のハラスメントを謝罪、今後何もしないと誓約した。加害者が手にしているのがその誓約書で、万が一被害が再発した場合に執る法的措置で重要な意味を持つ。もちろん面会の内容は全て録音・撮影されている。無理やり書かされたなどという言い訳は通用しない。

文中では当事者を特定できないよう意図的に真実と異なる情報を織り交ぜてあるが、限りなく真実に近い部分もある。これは当社の名刺(URL記載)を持つ加害者がこのページを見る可能性が高く、継続してプレッシャーをかけるための措置である。
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万が一、再発した場合の対応策は依頼人と協議が済んでおり、直ちに法的措置が執られる。家族や勤務先の知るところになるであろうし、写真からアイマスクが取れ、どこで面会したのかも知れ渡る。

面会から3年程度経過したある日、今度はこの男から相談を受けた。
交際解消した女性からストーカー行為を受けていることこと。被害を確認すると離婚と復縁を要求されているとのこと。自業自得であること、利益相反の可能性もあるため介入しないこと、出家などから人生を見つめ直す必要性を申し渡した。

その後にどうなったのか興味もないが、あまりの間抜けぶりに開いた口が塞がらない。

ケース2 ストーカー・DV

(1998年頃公開、2014年2月7日に一部内容を更新)

離婚後の家族面会で元妻(依頼人)と子供(幼児)に暴力を振るう元夫を止めた瞬間。フラッシュなしで撮影した画像を修復したもので、DV事案の切迫性と緊張感を伝えるため、依頼人から了承を得て公開する。
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ぼやけて見にくいが、画面右の元夫は社会的に地位が高く、誰もが認めるエリートである。しかし無趣味で人付き合いが苦手な彼は、エリートを装うストレスを家族への暴力で晴らす。まさに典型的なDVである。

この戦闘態勢の元夫は、無謀にも画面左のボディガードに殴りかかり、あっという間に組み伏せられた。
当日は元妻の自宅への嫌がらせもあり、通報後にやってきた警察官によると「警察が対応すると暴行をエスカレートさせてしまう可能性もあり介入したくない。」(要約)との事。

法律が整備されていなかった当時は行政や司法がDV問題に積極的に介入できなかったが、2014年現在では、証拠なしでも切迫性があればシェルターに避難できる、明確な証拠がなくても警察が警告できるなど法律が整備されている。勘違いしてはならないのは、これらがあくまで行政処分程度の措置であり、刑事事件ではないことで、事件化するのであれば状況証拠と物的証拠を継続して集め、客観的に分析し、冷静に被害を訴えるひつようがある。

このケースでは依頼人が当社のコンサルトを受け、身辺警護を利用する事で事態の切迫性を訴え、警察が依頼人の自宅周辺をパトカーの巡回経路に組み込れるなどの措置が執られ、以降元夫の荒唐無稽な主張や執拗な面会要求なども影を潜め、自体が沈静化し、時間経過とともに解決した。

夫婦間の揉め事は長年にわたる「しこり」が理由であることが多いが特にDVでは幼少期から形成される人格(性格)に問題があるケースも多く、最低でも生活を分離し、離婚を前提に対応しなければ根本解決は無理である。例えば一時的にシェルターに逃げ込み、強いショックを受けた夫が更生を誓い、実際更生したとしても、元の生活に戻ればいずれ近い将来に再発する。
DVも「安定→蓄積→爆発」の無限ループがあることに注意が必要である。

何よりも、実の父親から暴行を受け、実の母親から父親の悪口を聞かされる幼い子供の心中を察すると、ひどく胸が痛む。

このケースの後に当社のストーカーDV対策は、加害者が過去の行為を悔いて自発的に謝罪し、今後何もしないと決意表明するよう誘導(カウンセリング)していく方式(ケース3)に変化した。2014年現在まででこの方法で解決したケースでの再発率は0%である。